人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

けちな奴には全力で気をつけろ

私は基本的に自分のことをけちではないと思っている。できるだけ必要なものは積極的に買って、必要なサービスはお金を惜しまず消費を拡大するようにしている。

しかし、世の中には本当に根っからの守銭奴というかけちな人というのが相当数いるものである。

そして、けちな人間が会社上司であったり、トップや経営者であったりする場合は全力で気をつけなければいけないと考えている。

けちな人というのは思考回路が極めて短絡的な場合が多い。

もちろん、知恵を使って無駄を省き節約に努めて経営の合理化を図ろうとする経営者や上司は優秀であり、ここでけちな人とは定義しない。

本当にけちな人間とは必要な時に必要な出費をしないで節約にまわし、人手不足なのにも関わらず人件費をけちって人を雇わず、人材が流出しているのに社員の待遇改善も図ろうとせず、社員が努力して出した成果による利益を自分の懐に入れることばかり考えている人間である。

こういうけちな人間というのは実に多くて世の中見渡すと本当に星の数ほど生息している。

有名どころで言えば「すき家」を経営しているゼンショーホールディングスのトップなどがまさにそうだろう。

従業員を安くこき使うだけ使って利益を上げ、それを上層部で分配している。

確かに会社は利益を上げるために存在しているので考え方として間違っているとは言えないのだが倫理的にどうなのか?と思う。

自分で働いたぶんを自分の懐に入れるのであれば問題ない。

しかし、ああしたブラック企業の経営者というのは他人を利用してこき使い他人が生み出した利益を自分の懐に入れているという点がせこすぎるのである。

私が3月まで勤めていた会社の経営者もまさにそういう感じのけちな経営者で非常に嫌な奴であった。

自分(経営者)には最大限に甘いくせに他人(従業員)には厳しいのである。

自分(経営者)は働かないくせに他人(従業員)を働かせようと必死なのである。

現場が人手不足で疲弊し、従業員が悲鳴を上げているのにも関わらずそれを見てみぬ振りをし、訴えを聞いても知らないふりをして追い詰めていくのである。

これらは全て利益のためである。従業員がどんなに忙しくて苦しくて大変で悲鳴を上げようが、自分は現場にいるわけでもないし、人を増やすと人件費がかかるからほっておけば良いという考えなのであった。

もちろん、従業員に有給休暇も使わせない。有給休暇を使わせるのはもったいないからである。

わざと有給休暇を使えないほど、使いたいと言い出せないほど現場をぎりぎりの人数で回すことで コストカットし利益を上げ、それを懐に入れる。

有給休暇は労働者の権利であり、本来的には自由に使えて当然なのであるがどけちな経営者が運営しているブラックな会社では逆に使えないのが当たり前である。

そもそもブラックな企業の経営者にとっては従業員など将棋の駒で言うと歩兵みたいなものでいくらでも代わりがいるし、つぶれてもらっても辞めてもらっても結構なわけである。

こうしたどけちな経営者の頭の中は常に他人をいかにこき使って儲けるかということで頭がいっぱいである。

他人(従業員)を大切に思っていればできないような非道徳的なことなど赤子の手をひねるように簡単にできてしまう。

こうした会社で働くと自分が奴隷になったかのように錯覚してくる。

奴隷にならなければその職場で生き残ることすらできない。

奴隷になるほど働かせ責任を負わされ文句1つ言うことが許されない。

これは現代の日本の職場環境において残念ながらまだ良く見かける光景なのである。

そして、最終的にはこういう状況におとしこんでいる責任は経営者にあると言っても良い。

良心的な経営者が上に立つことで改善される場合がほとんどである。

逆にどけちな経営者が上に立ったままでは外からどんなに圧力がかかってもほとんど何も変わらないでそのままになってしまうのである。

私がいつも感じているのはお金を儲けたり貯めたりするのはその人の自由であり好きにしてくれればいいのだが、死ぬときには金などいくら持っていても何の役にも立たないのだよということである。

わずか数十年しかないあっという間のこの人生において生きるのに最低限必要な金だけあれば良いと思うのに必要以上に金を貯めてどうすると言うのだろう?

せいぜい死んだ後に親族が残された金を巡って骨肉の争いを繰り広げるだけだし、死んだ後も「あいつはけちな奴だった」と散々悪く言われて終わるだけである。

金なんてものは所詮その程度のものでしかないのだ。

金を持つことで自分を大きく見せようとしているのかもしれないが周囲の人間はとても冷めた目で見ているのを忘れてはいけない。

金は使ってこそ価値がでるのだ。

そして有効な使い方ができる人間こそ真に尊敬を受けてしかるべきであり、ただけちで金をためている人間などほとんど何の尊敬もされないのだ。

今の職場の経営者はその点、大変良心的であり尊敬できる。

決してお金をけちらずに有効に使いそれで経営も安定させてくれている。

人件費も必要な分はしっかり出して人手を厚くし待遇も改善し従業員が働きやすい職場環境を作ってくれている。

こうした経営者こそ本当に尊敬できる経営者であり、従業員が口に出さなくとも感謝を集めているのである。

前の職場の経営者と今の職場の経営者は比べてみると本当に真逆なタイプである。

一方はブラック企業の腹黒いどけちで金に汚い経営者であり一方は優良企業で従業員思いの良心的で金に綺麗な経営者である。

尊敬できるのは言うまでもなく後者である。

前者が天罰を受けるのは時間の問題である。

残念ながら徐々に天罰がくだりはじめているようだ。

世の中はそんなに思ったようにいかないことを身をもって感じてもらい従業員を痛めつけた罰を身体で感じて自分の行いを悔い改めてもらえれば良いと思っている。