人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

人生は思うようにならぬのが世の常

60代の知人が亡くなったという知らせが入ってきた。

その方は人間的に温厚で紳士的でとても良い方で多くの人から好かれていて人望があった。

どういう理由で亡くなったのかはわからないが60代なので早死にというほど早くはないが長生きとはいかないほどである。

「人生50年」と言われた戦国時代なら長生きということになるのだろうか?

自分の人生と重ね合わせて色々と考えてみても人生とは信じられないくらい思うようにいかないのが当たり前なのだなと感じている。

仮に思うようにいったとしても結局1人の人間など数十年という期間であっという間に死んでしまうのだからやはり結局は思うようにいかないのだなと思う。

私は産まれてきたくなかったとよく思うほどつらいことが多い人生だと最近自覚しているがそれでも海外に出てインドやフィリピンなどに行ったときに小さな赤ん坊が路上でダンボールの上で育てられているのを目の当たりにして「あれよりはましだ」と思う時がある。

しかし、逆に言えば産まれてきて物心ついたのが路上のダンボールの上なのであればもうどんな状況にも耐えられるほど強くなれるのかもしれず、それが決して不幸だけなのかはわからない。

客観的に見ればこれ以上ないほど不幸なことのように思われ、実際に不幸だとは思うが人生というものは全然甘くないということを生まれてからすぐに嫌というほど叩き込まれているので自然と逆境に強く育つのかもしれない。

しかし、そのように想像するのは簡単だが実際に自分がそうなったら嫌だ。やはり、路上で産まれてきたくはない。かと言ってもう二度と自分として生まれてきたくないと思えるほど自分の人生も嫌だと感じている。

はーー、人生ってものはまことに難しいものだ。

そう考えてみると「死」というものは救いであり、安らぎだと思う。

死ぬことでリセットすることができるから。

一度生まれてきたら死ねないなんてことになったらそれこそ生き地獄である。

どんな人も必ず死ねるという特権を持っている。生き地獄も死ぬことをもって終えることができるのだ。

これって幸せなことだと感じている。

人生はどう考えても苦しいことのほうが多い。

苦しみの内容や質も人によってまるで違うため比較ができない。

人間同士がわかりあうことなんて原理的にできるはずがないのだ。

最終的に孤独に打ち勝つことができるようになれば少し楽になるのかなと感じている。