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人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

人生の敗北者

一昨日のアクセス数が少なかったのであれ?と思ったら昨日はその反動で伸びた。だいたい土日祝日はアクセスが減少気味になるので土曜日に増えたのは不思議である。寒波が来て雪が降ったりしたので家でネットをしながら過ごす人が増えたからなのか?

昨日と今日はセンター試験が行われる。17年くらい前に自分もセンター試験を受けたが人生で最も緊張した試験であった。あのドキドキ感は心臓に悪いなと思った。あの当時は人生経験が浅かったからこの試験で人生が決まってしまうとか半ば本気で思ったものだ。しかし、それから17年が過ぎ今心の底から思うことは「人生が一度の試験で決まる」なんてことは全くの錯覚であるということだ。人間は「私」特有の遺伝子を持って産まれてくる。遺伝子治療でもしない限り一生涯私自身の遺伝子を死ぬまで手放すことはできない。この事実の方がはるかに重い。

昨日の昼、テレビ番組で大食い選手権を見ていたらギャル曽根が見事に超巨大の料理を時間内に完食して他出演者に圧勝していた。ギャル曽根をググってみたら彼女の身体は特異な体質なようで食べるとすぐに胃や腸を通過して外に排泄されてしまうとのことである。食べたものが10分程度で胃や腸を通過していってしまうから体内に吸収される時間がなく、太らないし満腹感も感じられないそうである。なんだか異常な胃弱体質の私からすると信じられない身体である。羨ましい限りだ。私の場合食べたものがいつまでもいつまでも胃の中に留まっていて消化されずに不快でたまらないのだから。

結局のところ人間の人生とはその人の持つ遺伝子によって規定されるのだ。早く走るためにはそれなりの遺伝子を持ってこないと駄目だし、痩せの大食いになりたければそれなりの遺伝子で産まれてこなければならない。数学者や物理学者になりたければ生まれつき異常に頭が良くないといけない。私はまさに「淘汰されるべき」最悪な遺伝子を持って産まれてきてしまった。生まれながらの負け組である。

私が勝てるとしたらスタバに行ってホワイトチョコレートマカダミアクッキーを頼みスタバ店員に「温めますか?」と聞かれても颯爽と「いや、そのままでいいです。」と答えることくらいである。このやり取りの中にはクッキーというものは温めるよりもそのままかりっと食べた方が美味しいぞ!どうだわかったか?という嫌らしい自負が含まれている。私が社会生活で勝てるのはこの程度の微小なことでしかないのだ。というかこの程度のことにこだわっている時点で明らかに私の敗北なのだが。

結論として受験生に申し上げたいのはセンター試験ごときで人生など何も決まらないよということである。そして、さらに恐ろしきことはもう既に生まれてきた時点で勝負はついているよということである。

ただ人生に敗北した私のような人生もたまには良いこともあるのも確かである。それは死ぬのがそんなに惜しくないということであり、いつ死んでも良いなと心の底から思えることである。毎日眠る前に「このまま目が覚めなければ最高だな」と思って眠ることってそんなに悪くない気がするのだ。人生なんてものは所詮くだらない。成功も失敗も何もかもどうでもいい。これは人生の敗者が掴んだ真実である。