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人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

面倒なこと

あーー、人間関係とか結構疲れますなあ。当たり前のことだけど時々(特に職場の)人と関わるのが凄く面倒になることがある。相手からしても私と関わるのは疲れるだろうからお互い様なんだけれどね。巷には「他人を許すことの重要性」を説いたような本がいっぱいあるけど書いている当人はどれだけ実行できているんだろう??書かれたとおりのことを実行するって凄いことだと思うんだけど。自分とは意見や考えや生き方や性格が食い違う他人を許すって相当に大変だ。キリスト教的に言うと「理性の愛」という奴になるんだろう。キリスト教的な「理性の愛」をよりわかりやすく言い換えると「我慢」と「忍耐」になる。他人の存在を許し、我慢し、忍耐することこそが他人を(理性で)愛するということになるそうである。これって凄くきついことだ。

NHKクローズアップ現代」のキャスターをしていた国谷裕子さんの「キャスターという仕事」という本を読んだ。

国谷さんがこの番組を作るにあたりどんなことを考え、悩み、努力し、試行錯誤してきたかがよくわかって面白い。一つのニュース番組を作ることがどれだけ大変な作業なのかいうことがよくわかった。

~本文引用p133~
高倉「休みをとって世界中どこへでも行きたいと思えば行けて、いいホテルに泊まって、いいレストランで飯を食って、メニューの値段表見なくても飯が食えるようにいつの間にかなってしまった。乗る飛行機はファーストクラス、泊まるホテルはスイートってなんか自然のようになってますけど・・(中略)やっぱりこの仕事やってきてよかったと思えることは、そういうことではなくて、鳥肌が立つような感動をした時ですね。あ、よかったなって、自分で」

無口で寡黙な高倉健からこの言葉を引き出した国谷さんは内心ガッツポーズだったかもしれない。寡黙な俳優から本心の言葉を引き出す作業というのは相当の我慢や忍耐が必要だろう。

高倉健のこうした言葉を聞くと人間の幸せとはいったい何なのか?と考えてしまう。そしてどんなにお金がたくさんあっても人間はいずれ全てをこの世において死んでいかなければいけないという事実にはっとするのだ。

とにかく生きていることは面倒なことである。