人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

つぶやきが止まらない人

朝起きて近くの公営ジムで汗を流し、神保町へ。古書屋と大学のキャンパスがあるこの街はどこか懐かしさを感じる。その後お洒落なカフェに突入し少し高めのエチオピアコーヒーを飲む。こういうちょっとした贅沢が凄く幸せである。隣の席のおばちゃんをふと見るとスペイン観光旅行のパンフレットを見ていた。そうかスペインに行きたいのだな。俺もスペイン行きたいわ~と羨ましく思う。私がスペイン旅行に行けるのは恐らくしばらく先になるだろう。

その後バスに乗る。途中からつぶやきシローみたいな人が乗ってきた。ぶつぶつとなかなか味わいのある面白いことを言い続けている。「AKBは嫌いだこの野郎。前田敦子は嫌い。ガクトは男前でいい男だ。ホモ。大好き。この先には居酒屋街があるぞ~。小池百合子も調子に乗ると石原慎太郎に足元救われるから気をつけろよ~。慎太郎は賢いからな~。」などと止まらぬつぶやきをバス車内で大声で繰り広げて途中下車していった。降りていくときにほんのりと酒の匂いが漂ってきた。なかなか幸せな人生を生きてそうだ。あれだけ四六時中言いたいことを言いまくっていれば(周りに誰も寄り付かないだろうが)とりあえずストレスはあまり溜まらないことだろう。

その後三軒茶屋に行きキャロットタワーに昇る。学生時代以来だからもう15年ぶりくらいになるんじゃなかろうか。屋上の26階まで高速エレベーターが一気に連れて行ってくれる。これで展望料金がかからないのは凄いことだ。屋上からの眺めも壮観であった。遅めのランチはお洒落なカフェバーみたいなところでパスタを食べる。洒落た音楽がガンガンに流れている。こういうところに客として時々くるのはいいが、毎日働いている人は疲れるだろうな。

途中立ち寄った古本屋で沢木耕太郎の「夕陽が眼に染みる」を買って読む。やはり沢木耕太郎は文章が上手い。洞察力が大変優れている。この本はもう17年ほど前に出版された本である。たまに古本屋に行って本を探してみると掘り出し物に出会うことがある。良い書き手の文章には普遍性がある。例え一昔前の本であっても人間は本質的にあまり変わらないものである。

そして、新宿に戻ってきた。なんだかんだと落ち着かない一日だ。東京という街は色んな過ごし方ができる。何もしないでぼーっとすることもできるし分刻みで何かに挑戦することもできる。私の場合はいつも結構忙しく過ごしてしまう。しかし、こうしてカフェでぼーっとブログを書いて暇つぶしするのが楽しい。今夜は音楽のライブでも行こうと思う。