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人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

暇つぶしと仕事

仕事をしていないと暇だし、忙しい仕事は嫌だし、かと言って眠くなりそうなほど暇な仕事も嫌である。人間とはいつも何かしら「仕事」をしていたいと望みながらその仕事が満足できるようなものでなくて悩む。かつて暇な職場にいた頃「もっと忙しい職場で働いて経験を積みたい」と思っていた。そして、忙しい職場に移ったら「もっとゆとりのある職場で仕事がしたい」と思った。

仕事を何もしない人生もつまらないし、仕事以外に特にこれと言って暇つぶしとなりそうなものもなさそうだし、かと言って仕事を唯一の暇つぶしとして情熱を注ぐのも嫌だし、完全に手を抜いてダメな仕事をして時間をつぶすのも嫌だ。仕事ほど距離の取り方が難しいものもない。

戦前や戦時中は「お国の為に尽くすこと」が国民の仕事(務め)であると教育され洗脳された。今やそうした洗脳が解かれたぶん、自ら仕事の中に生きがいややりがいや楽しみを見出したり、生きる意味を見出す必要が出てきた。そうやって自分を仕事に束縛し、半洗脳状態にでもしない限り人生が退屈でバカらしくてとても生きていけない気がするからである。

どこにも答えは見いだせないだろう。着地点はなさそうだ。我々は確かに仕事をしたいのだが同時にあまり過剰に仕事をしたくない。仕事をしていないと暇で仕方ないが、仕事がない日が好きだし、ゆとりのある日々を望む。誰かの役に立ちたいと望み、それを自分に言い聞かせ何かしらの仕事をしながら日々刻々と「こんなことをしていていいのだろうか?何の役にも立っていない気がする」と悩む。そして、実際に自分以外の誰でもできること(代わりがいること)に気付く。

この世には仕事以上の暇つぶしは無いのだ。仕事こそ暇つぶしの王道を行くものである。だからこそあまりのめり込むものではない。仕事とは常にバカらしいものであり、どうでもいいものである。そう思っていないと危険である。