人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

コミュニケーション能力

私は大学3年生の終わりごろから就職活動を始めたわけだが、就活セミナーなんかに行っても就活に関する本などを読んでみても企業の就職説明会に行ってみても盛んに「コミュニケーション能力」の重要性が説かれていた。当時の私には仕事というものがよくわかっていなくて「コミュニケーション能力」と言われてもはっきり言ってよくわからずただ採用面接のときなどに志望動機や大学生活で得たことなどをしっかりと自分の言葉で話せれば良いのだと漠然に思っていた。

しかし、社会に出て10数年も経ち今になってつくづく「コミュニケーション能力」とは何かがよくわかり、その必要性を痛感している。私はコミュニケーション能力が非常に低い。その上、社会に出てからもあまりコミュニケーション能力を磨いてこなかった。だから今になってそのツケが回ってきて苦労しているのである。私が大学時代に考えていたコミュニケーション能力と社会に出てしばらく経ってから徐々にわかってきたコミュニケーション能力とは全くの別物である。

確かに社会に出て自分の意見を理路整然と述べることができる力も重要である。しかし、それ以上に他者の話をよく聞いて理解し、共感することや他者に不快感を与えないように上手に会話をすることこそ最も重要でありそれが就職活動時にしきりに言われていたコミュニケーション能力の正体であった。確かにコミュニケーション能力が低くても仕事ができるにはできるがかなり苦しい職業生活を送ることになる。引きこもりやニートの多くにはコミュ障があり、職場での人間関係がうまくいかなくて孤立し、結局居場所がなくなって辞めてしまうと言われている。

社会に出て働くこととはいったい何なのか?それは結局得体の知らない見知らぬ他者と表面的にそれなりにうまく関わりながら協力して仕事を遂行していくことである。私はこれが苦手だからこそ今になって苦労している。自分の努力が足りなかった部分もあるし生まれつきの能力もあるだろう。とにかくコミュ力が高ければ高いほど社会生活は楽になり、低ければ低いほど苦しくなる。学生時代にもっとやっておけば良かったと思うのは飲み会を始めとした仲間との関わりである。ここに投資を惜しんで勉強ばかりしていた学生は社会に出てから思わぬ苦労を強いられるであろう。私の場合、勉強もおろそかにしていたのでどちらもダメだったのだけど、まあそれも今となっては良い思い出である。

ということで、コミュ力は大事ですよという話でした。