人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

靴は大事だよ!

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日本という快適で豊かな先進国で普通に生活していると時として当たり前な幸せを忘れてしまうことがある。そして、それは不幸なことでもあるのだ。

我々は毎日当たり前のように靴を履いて生活しているけれど、靴を履けることって全然当たり前のことじゃないですからね。

私がインドを旅して最も衝撃的だったことは、裸足の人達が多いということであった。彼らは貧しいから靴が買えないのである。
これって、言葉にしてみると当たり前のことに感じるけれど現地でそうした人達を目の当たりにすると結構衝撃的なことである。インドという国は一言で言うと汚い国である。ゴミがそこら中に散乱し、ありとあらゆる生き物たちの排泄物が地面に落下している状態である。

そんな汚い道を裸足で歩くって並大抵の決意がないとできないことである。しかし、インドの貧困生活者の中にはそれを受け入れて生きていかざるを得ない人達がたくさんいるのが現実である。インドの貧困層(特に路上生活者)にとって靴を買うことは全然簡単なことではないのだ。我々日本人であればブランドものではない安い靴を1000円程度で手に入れることはたやすいことである。しかし、インドの貧困層にとってはそれが困難なことなのだ。一日頑張って働いても手に入れることができるのは数百円程度。それで一家が生活していかなければいけないのだから食べ物を買って残ったお金で他の物を買いたくてもなかなか買うことができない。食べ物の次に最低限必要なものは洋服などの衣類だろうからどうしても靴を買うのは後回しになり、結果的に裸足で生活せざるを得なくなるのだ。

インドは一般的に暑い国であり、サンダル履きの人も多い。日本ならたかだか数百円程度で買えそうな安いサンダルですら買えずに裸足でいることの切なさやみじめさや危険さというのは我々のような豊かな国の人達からすれば想像すらできないことなのかもしれない。インドのコルカタを訪れた時に人力車がたくさんいてその車夫達の足元を見たら6~7割位の人達がサンダルを履いていて3~4割の人達が裸足であったことに衝撃を受けた。リヤカーに人を乗せて道路を歩きまわることを生業とする車夫の人達ですら裸足なのである。これは想像を絶するほど凄いことだ。彼らは趣味で裸足でいるわけではない。単純に貧しくて靴が買えないだけなのだ。お金があれば絶対にすぐ靴を買うことだろう。インドの道路は極めて汚く、危険なのだから。

ということで、靴を履けることは幸せなことであるということをもっと認識した方が良いように思う。インドの貧困層にとって靴は高級品なのだ。人間はパンのみにて生きるのではない。とはイエス・キリストの名言だが、本当にその通りだと思う。とりあえず靴を履けることに感謝して生きてみよう。