人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

人生色々

評論家の西部邁さんが自殺し、自殺幇助罪で自殺を手伝った知人二人が逮捕された件が話題になった。

個人的にこの件は西部さんも幇助した二人も気の毒だったと思う。人生がどうにも苦しくて死にたくてたまらない時に身体が不自由で死ねないのはつらいことだろうし、誰かに手伝ってもらってでも死にたかったのだろう。

安楽死の制度がない以上、こうせざるを得なかったと彼らは判断したのだろう。なんだか虚しい話しである。人間が生きるのに権利や尊厳や選択の自由があるのなら誰もがいずれ平等に迎えるはずの死についても同様な権利や尊厳や自由があるはずと私は思う。

今の世の中はあまりにも死というものを見なさすぎているように思う。生きることばかりに焦点を当てすぎているのだ。多様な生を尊重すべきということには当然ながら賛成である。できる限り生きる道を探って最後まで頑張ってみる価値はあると思う。

しかし、人間には必ず最後がくるのも事実なわけだからそちらについても安らかな終わりを迎えられるような選択の自由がないのはおかしいと思う。西部さんのように東大を出て東大教授まで勤めあげた人の選ぶ死としては哀しいものがあるのだ。