人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

結婚はいいわよ~

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私は結婚をしないのがとても上手だ。日本語で書くとおかしな文章になってしまうがその通りなのだから致しかたない。子供のころから結婚願望というものが全くなかった。もちろん好きな女の子はいつもいた。しかし、結婚というものが想像できなかったし、子供を持つなんて考えただけで鳥肌が立った。

国立大学を落ちて私立大学に通うことになったのだが、学生時代に『自分は国立大学に行けなかったのだから結婚する資格などない』と半ば本気で思っていた。しかし、冷静に客観的に考えてみると世の中には私立大学出身で結婚している人などそれこそ数えきれないくらいたくさんいるし、逆に国立大学出身で独身の人もいくらでもいる。しかし、当時の私はそうは考えなかった。とにかくこんなダメな私は結婚する資格などないのだ・・と自分に言い聞かせていたのである。

今になって思えば結局、結婚しないための言い訳を必死に考えていたのだと思う。私は海外一人旅が大好きで今までの人生においてどんな苦難があってもそれを実行してきたのだが、周囲の人に『海外旅行はお勧めだよ~』などと勧めてみても大半の人は遠慮がちに『でも、お金がないから』とか『仕事が忙しくて今は無理かな』とか『いずれは行きたいと思っているけど・・』とか言うだけで一向に行こうとする気配がない。

馬鹿な私はその嘘くさい言い訳を本気で信じていたのだが、結局のところ彼らはただ単に海外に旅行に行きたくないだけなのであった。彼らの大半は例えお金がたまっても行かないだろうし、時間ができても仕事で休みがもらええも行かないのである。私からしたらなんと愚かなことをしているのだろう??と思っていたのだが、よく考えてみると私が結婚しない理由とよく似ているのだ。つまり、興味がないというかやりたくないということになってしまうのである。

とりわけコンプレックスの強かった大学時代から20代にかけて私はひたすら自分が結婚しない理由、結婚できない理由を必死に探していた。例えば『私は頭が悪いから』とか『性格が悪いから』とか『お金がないから』とか『他の人よりも足が短いから』とか『人と話すのが苦手だから』とか『一人でいるのが好きだから』とか『独身でいたいから』とか『結婚したい人がいないから』とか。

それらはどれも正しくどれも間違っている。私は確かに頭が悪いが知的障害などがあるわけでもなく、まあ一応のところ普通の範疇には入ると思うし、性格が悪いからと言っても犯罪を犯して前科があったり、誰かを大きく裏切って逃げていたりするわけでもなく、お金がないのは確かだが一応生活できるくらいは稼いでいるし、他の人よりも足が短めなのは事実であるが私よりも足が短い人はたくさんいるのも確かだし、人と話すのが苦手であるがそれでも一応社会に出て問題ないくらいのコミュニケーションはとれるし、一人でいるのが好きだと言ってもずっと一人でいると孤独を感じるし、独身でいたいのは事実だがなんとなく寂しいし、結婚したい人がいないのも事実であるが本当に好きな人に好かれていないだけなのである。

人間というのは自分が行動しないための理屈を作り上げる天才なのかもしれない。とりわけ私の場合はそれが得意である。とにかく結婚というものに対して激しく恐れていて今まで独身を貫いてきた・・というよりも流されてここまで来たのである。そんな私でもここではっきりとさせておかねばなるまい。

結婚はいいわよ~

ということである。結婚したことのないこの私が言うのもとてもおかしな話なのだがとてもとても結婚は素晴らしいものなのである。これは断言できる。断言できるからこそ、私は周囲の若者に結婚を勧めてまわっているのである。若い独身男性や独身女性を見つけるや否や、「早く彼氏を見つけて結婚しなよ~」と口を酸っぱくして言うようにしているのである。とにかく結婚はいいぞと、お前らさっさと結婚せいよと説いてまわっているのである。

人生をやり直したら結婚したいか?ってそれはわからない。でもおそらく何度やり直しても私は結婚しないだろう。なぜなら私の遺伝子にはそうしたプログラムが埋め込まれていないように思うからだ。私には結婚は向いていない。私は海外一人旅には向いているのだが、結婚には向いていないのである。そして、独身に向いているのである。しかし、周りには結婚を勧めているのである。なぜなのか??私は幸せな家族に育ったからなのかもしれない。産まれてこの方家族関係で悩んだことがほとんどないのである。どういう運のめぐりあわせか理想的な両親と兄弟を持って生まれてきた。

だからこそ別に結婚して幸せな家族を持つ必要もないと感じてしまったのかもしれない。もちろん今でも家族仲は良い。不遇な家庭環境に産まれてきた人ほど結婚が早かったり、理想的な家族を持ちたいと思っていたりするものだと私は思う。もちろん色々なパターンがあるから一概には言えない。しかし、これだけははっきりと言っておこう。たとえ幸せな家庭環境に育ったとしても人生は苦しいし、つらいぞということ。これは、私の人生が鮮やかに証明している事実である。

私の人生は非常に大変である。紛れもなく大変である。決して楽ではない。家族の悩みはなくても自分の悩みはいくらでもある。毎日孤独であり、虚しさを感じ、死にたい気持ちにさいなまれる。それは、国立大学に落ちたから自分は結婚する資格などないのだと本気で悩んでいたバカみたいな大学生のころとあまり変わりはない。ここまでくるともう救いようがない強迫神経症のような世界である。

私は海外によく行くのだから本来はそこらじゅうで女をゲットして海外のあちらこちらで子供を作っていてもおかしくはないはずである。しかし、ダメな私の遺伝子がそれを許さないのである。そして、このまま死んでいくのであろう。