人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

獣同士の肉体の激しいぶつかり合い

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昨夜は暇だったのでネットで大学時代に東京で4年間暮らしたアパートを調べていた。私が住んでいたそのぼろアパートは当時(15~18年位前)家賃が毎月62000円であった。そして、昨夜調べた情報によると家賃は36000円くらいであった。つまりこの15年で一気に25000円以上も価値が下落したことになる。

そのぼろアパートは外見上特にぼろく感じないのだが、住んでみるととてつもない悪物件だということがわかる。まず造りが非常に粗雑で、壁が薄く隣近所の声や物音が丸聞こえである。そして、隙間風が半端なく冬は室内にいても外にいるのと変わらないくらい寒い。暖房をたいてもそうなのだ。当時北海道に住んでいた友達が泊まりに来た時もあまりの寒さで震えていたし、「これじゃ外と変わりないね」と漏らしていた。その他、冬に遊びに来た人は皆異口同音に「寒い」と訴えた。

そして、そこのアパートの大家さんがまたすごい曲者で朝起きると必ずアパートの周辺をうろうろしているのだが、こちらが挨拶しても平気で無視するのである。ちなみにこの大家はそのアパートの一室に奥さんと二人で住んでいた。奥さんの方は割とまともなおばちゃんで挨拶すれば返してくれるし、まあいわゆる普通な感じだったのだが、その旦那がとにかく傲慢・頑固でうざかった。一言でいうと目障り極まりなかったのである。

私がそのアパートに住んで最も驚いたのは白昼堂々と繰り返されるSEXの雄たけびである。そのアパートには東京という土地柄からか単身の若い男性や女性が多く入居していており、私もその一人だったのだが、まあ入居者が恋人を部屋に連れ込むのである。そして、『獣同士の肉体の激しいぶつかり合い」が普通に昼から繰り返される。

アパートに女の喘ぎ声が響き渡り、肉体が激しくぶつかり合う「パチンパチン」という音や床がSEXの振動でガタンガタンと揺れる音が響き渡る。今現在2人がどこまで進んでいるのか一目(一見?)瞭然なのであった。しかもその音声は真隣や真下の部屋から聞こえてくるのならまだいいのだが、通路挟んで2部屋くらい奥の離れた部屋から聞こえてくるのである。このぼろアパートの防音性の低さには呆れたものだった。

1回戦が終了し、「あーー、終わった」とこちらも一息ついているとまた数分後に「ちょっと、こないで~。やめて~」という女の叫び声が聞こえまた同じような激しい肉体のぶつかり合い、男女のせめぎあいの音が聞こえてくる。床の振動はクライマックスに達し、女の喘ぎ声は頂点に達するのである。最初は必死に拒絶していた女だったが、彼氏の愛撫に負けいつの間にか快楽のとりこになっているのである。

こういうことが日夜そこかしこで繰り返されているまるでどこかの連れ込み宿状態のアパートだったから落ち着いて暮らしたい私としてはたまらなかった。とにかく、できるだけ部屋にいたくなくて大学が終わったらすぐに新宿や渋谷などに行ってぶらぶらと暇をつぶし夜は遅めに帰ってくるようにしていた。夜は夜で壁に耳を当てると隣や下の住人達が連れ込んだと思われる女の喘ぎ声が聞こえてくる。しかし、一応配慮している感じで声をころしてことに及んでいるぶんましである。

大学時代は住環境が悪すぎて毎日本当に気が変になりそうであった。よくもあんなひどい部屋で4年間を耐え抜いたと思う。修行以外の何物でもなかった。ただ、ああれだけのひどい物件に4年間住んだという実績が私をつよくしたのも確かである。今住んでいる部屋はもうかれこれ10年になるが、大学時代の物件と比べると天国である。大学時代のアパートはかくのごときひどい有様なのに当時毎月62000円も払っていたのだ。なんでもっと早く引っ越さなかったのだろう??

やせ我慢以外の何物でもない。引っ越そうと思えば全然引っ越すことができたのに。しかも駅からめちゃくちゃ遠くて徒歩で13~14分かかるのである。雨の日は傘をさして寒い思いをしながら駅までひたすら歩いた記憶がある。戻ってきたら男と女の激しいぶつかり合い。こういうひどい住環境だったからとにかく人がいつかない物件で、入居してきた人は数か月で次々と引っ越していった。私が一番長く頑張ったほうだったと思う。確かに高い賃料を払って我慢して住むメリットは何もなかったのだ。

白昼堂々と彼氏を連れ込んで肉体をぶつけ合い性の快楽の雄たけびをあげていた若い単身女性もしばらくしていなくなり、少しは静かになった。それでもとにかくなにかとうるさく、寒い物件であった。東京でも稀にみる最低最悪な物件に4年間住んでみた感想として最悪な条件を4つ考えてみた。

①うるさい(壁が薄くて音が響く)
②寒い(隙間風が入り、防寒性能が低い)
③高い(’家賃が高い)
④遠い(最寄り駅から遠い)

以上4つを満たしていれば立派なクソ物件となるが、私の住んでいたアパートは圧倒的なハイスコアでこれらを満たしていた。人間は住環境がある程度快適でないと決して幸せになれないと痛感した4年間であった。もう一度住めと言われてももう絶対に無理である。私は発狂するだろう。