人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

転職は正義なのか?悪なのか?

f:id:ericrun:20181223221251p:plain

転職する人が増えてきたせいか以前に比べるとだいぶ転職しやすい雰囲気になり相対的に生きやすい時代になったと感じている。
よく会社は人を1人雇って1人前に育てるのに多大なコストがかかるのだからそう簡単に転職されると困ると言う。

でも、実際のところ『金をかけたんだから長く働け』的な言葉って労働者にはあまり響かないと思う。
正直労働者からしてみれば、自分自身の育成に金がかかっていようがいまいがそんなことどうでもいい。

私の親は健全な親であり、毒親ではなかったので一度も言われたことはなかったのだが・・例えば

『お前を育てるのにいくら金がかかったと思っているんだ・・』

的なことを平気で子供に言う親がいるらしい。こういう言葉をありがたく頂戴して親に感謝できる素直な子供ってどのくらいいるんだろう?と首をかしげてしまう。

金をかけてやったんだとか育ててやったんだとか上から目線で言われても私は嬉しくない。確かに親や職場に育てていただいたことは間違いないのだけど、それを恩着せがましく上から言われるのは違う。

そもそも職場って労働の対価としてお金をもらっている。行きたくもない職場に足を運んでやりたくもない仕事したからお金をもらったに過ぎないわけで、それを『お金をかけて育ててやった』と経営者に言われるのはウザイ。

もちろん、経営者としての言い分はわかる。確かに1人の従業員を雇って1人前にするのって大変だと思うし、お金もかかるだろう。
でも、労働者の側からしたら『育ててもらった』というよりも『我慢して働いてあげた』と考える場合が結構多いと思うんだよね。

経営者はそこら辺の(労働者の)気持ちを情状酌量して然るべきだと私は思うんだよなあ。ということで、転職は正義なのか?悪なのか?について私はよくわからないのだが、経営者の側からしたら良い人材が辞めてしまうのは色々な面でキツイと思うし、労働者の側からしたら自分の人生のために転職するのだから権利を行使したに過ぎない。

私は正社員の職を何度も捨てて転職を繰り返してきた。今思い返すと経営者には悪い事をしたなあと思う。でも、当時としては転職しないと自分の心が死んでしまうと思ったのである。自分の自己成長のために転職は必須であると思っていた。

同じ組織で同じようなことを繰り返している自分に嫌気が差したのである。結果的に転職は成功だったと思う。しかし、成長したかどうかははっきりとわからない。でも、転職しないよりはずっとましな自分になったことは確かである。社会的な信用は失ったがそれでも自己の内面を満足させることができた。

転職って凄くいいものだよ。職場の人間関係をリセットするって素晴らしいこと。私は素直にそう思う。職場の人間関係から解放されると心がスッキリと晴れ渡るような気になるものだ。それを何度も経験できたことが私の人生の宝のようなものである。うつを抱えている人は人間関係にストレスをためやすいタイプが多いだろうから積極的な転職をお勧めする。

人間の行きつく先はみんな平等に迎える死だけなのだから転職ごときでためらう必要はないと思う。少なくとも私はそう思っている。