というわけで来年度から職場での昇進が決まったので少しずつ職場環境を改善してやろうかなと思っている。
それは人事評価システムの見直しである。
どこの職場でもそうだが、本当に必要最低限の仕事しかできず、能力的にも低いのになぜか上に立っていたり、評価が高かったりする輩はいるものだ。
これほど下のもののやる気を削ぐことはない。
我が輩の職場にも自ら何もやらず、他人にやらせて、楽をして昇進した輩がいる。
この輩はとにかく上にへこへこ媚びへつらうのが上手いのと、協調性があって周りとうまくやるのが割と上手いのと自分から昇進したい旨を申し出たやる気が評価されて昇進したタイプである。
一方で地道に一生懸命働いて貢献しているのにあまり目立たずに昇進も評価もされない人材もいる。
私はこのような縁の下の力持ち的な人材をしっかりと評価していくシステムを作りたい。
全然働かない人材をよく働く人材が支えて組織は成り立っているものだ。
これは蟻の世界でも有名な2:8の法則である。
よく働く2割の蟻が働かない8割の蟻を支えているという蟻社会のシステム的なものを人間社会に当てはめるとほぼ一緒だという逸話である。
もちろん働かない人材を排除する気は全然ない。
ただ、評価をしないということを職場から明言させたいのである。
どう考えても働かない人材の給料や評価や役職がよく働く人材よりも高いのはおかしい。
よく働く人材が組織を支えているのだから彼らが昇進し、給料が上がり、評価をされ、さらにやる気を出して働いて組織が活性化する方がいいに決まっているのである。
働かない人材はそれでも許されてきたからずっと働かないのである。
そういう人材をしっかりと客観評価し、今のままなら給料も上がらず、昇進もせず、居場所もなくなっていくよと宣言すればいいのだ。
その方が彼らのためにもなる。
働かないで嫌な仕事や面倒くさい仕事を避けて他人にそれらをやらせてコミュ力だけで評価されたり、昇進したりしてきたような人材は必ず化けの皮が剥がれ、行き止まりがくるものだ。
自分がしてきた過去から現在に至るまでのつけは必ず回収することになる。
それをしっかり知らせてやらないといけない。
今の職場においても本当によく働く使える人材とまるで働かない使えない人材といる。
私からしたら使えない人材はとにかく最低の評価にして給料を低く抑えて使える人材にどんどん給料を渡したいし上に上がってほしい。
本当によく働いて組織を支えてくれているいい人材がどの組織でもいるものだ。
そういう人材に本当に心から私は感謝しているし、尊敬もしているし、そういう人材を私はしっかりと見ている。
また使えない人材についても私は同様にしっかりと見ているのでよくわかっている。
全ては評価システムの問題である。
働くと言ってもADHDの多動症のようにやらなくてもいいことをただやたらに無駄にやって仕事をしたふりをしてるのもダメである。
無駄な仕事、どうでもいい仕事、やらなくても良い仕事と、本質的に重要な仕事、価値のある仕事、生産性の高い仕事はきっちり区別できる。
働かない人材に限ってどうでもいいような何にも頭を使わなくて良い楽な仕事をやって仕事したふりをしてるものだ。
見る人が見れば一瞬でバレるのに本人達は鈍感であまり気付いていないようである。
とにかく生産性を上げることが何よりも重要だ。
その仕事が上司Aを通過する時にどのような付加価値がついて次に流れていくのか。
有能な上司は自分の傍を仕事が通過した時に生産性を高めることができる。
無能な上司の傍を通過した時は何も付加価値が付かず生産性も上がらない。
人はよく見ているものである。
とにかく私は人事評価システムをテコ入れしたいと感じている。
無駄な人材に良い評価や高い給料はあり得ない。有能な人材がしっかりと活躍できる下地を作るのである。