地球上にたった一人しかいない「自分」と言うDNAを持ったとても愛おしい自分という人間がわずか数十年前に気付いたらふと産まれてきてあっという間に(わずか数十年の間に)死んでしまうことを考えていたらとっても不思議な感じがしてきた。
なぜ、自分は自分に生まれてきたのか?なぜ思うようにならないことだらけなのか?なぜ人生は苦しいことのほうが圧倒的に多いのか?
よくわからない。
でも、生きようと必死にもがいている自分がいる。
誰にとっても自分は最も大切だ。自分の意思を大切により良く生きたいと考えている。
you tubeで春風亭小朝さんや三遊亭円丈さんの面白い落語を聞きながらクスクスと笑いながらも同時に色々な悩みみたいなのが浮かんできてつらくなっているもう1つの自分を発見したのだった。
私の悩みなど所詮たいした悩みではない。暇つぶしに悩んでいるようなものだ。
1月末にフィリピンのマニラに行ったときにマニラ湾沿いの遊歩道を夜22時ごろ1人で歩いていた。
遊歩道沿いには恐ろしい数の路上生活者がひしめいていた。
本当に着の身着のままで遊歩道沿いに寝そべっている路上生活者の方々達。
このマニラ湾沿いの遊歩道(幅5メートル程度)100メートル位の間を歩きながら一体何人いるのか数えてみたらざっと100人位はいた。
わずか100メートルの間に100人である。
フィリピンは常夏の国だし気候的には年中温暖で恵まれているとは言えさすがに着の身着のまま路上で寝泊りする人がこれほどまでに多いとなると驚いてしまう。
彼らは一体どんなことを悩んでいるんだろう。
本当にお金がないとはこういうことなんですね。
自分は日本では貧しいほうかもしれないけどこうして海外に遊びに行けるし自分の部屋も借りれて暖かくて安全な場所で寝泊りできていることに感謝しなければいけないという気持ちになった。
貧困って奥が深い。