茂木健一郎さんのIMAGINEという番組で中田英寿がゲスト出演している回をYOU TUBEで見て感動した。
中田英寿は私が人間的にもサッカー選手としても最も尊敬している人である。
彼の座右の銘はイタリア語でCARPE DIEM(今を生きる)という言葉であり生き方である。
彼はインタビューの中で自分は長いスパンで人生や物事を考えているわけでなくただひたすら今を一生懸命生きることだけに集中していると言っている。
50歳、60歳に自分がどうなっているかなんてことは何も考えていなくてただ今だけを真剣に生きているそうだ。
先のために80%や90%にしておこうとするのではなくて今を大切に100パーセントで生きているとのこと。
人生、常にやりたいことは全部やってきたし、全力を尽くしてきたから人生に一つも後悔していることはないし明日死んだとしても別に後悔はないそうである。
やはり、自分もこういう生き方をしたいと心の底から感じている。
番組中に中田氏も言っているように先のことなんて結局その時になってみないと絶対にわからないのだから悩む必要はないのだ。
ただ、今に集中していればいいのだ。今、やりたいことをやっていれば自動的に後悔することもなくなる。
自分の場合も幸運なことにほぼ後悔することがないように人生を生きてこられた。
自分の人生をは間違っていなかったとはっきり言える。
そこに嘘偽りはない。
やはり、自分に嘘をつく人生は嫌である。本当はこうしたかったのに勇気がなくてできなかったとか本当はこう思っているのに言えなかったとか。
そういうことを積み重ねると自分が腐ってしまう。
自分の人生ではなくなってくる。
自分らしく後悔なく生きるとは今を自分に正直に100パーセントで覚悟を持って集中して生きることだ。
集中しながらも肩の力を抜いてリラックスして柔軟に生きるということである。
結局のところ自分は別に生きていてもいなくても良い存在なのである。
人はいつか必ず死ぬし、自分が死んでも世界は何も問題なく回っていくわけだから自分が生きたいようにワガママに生きればいいのだ。
中田英寿の凄さはそれを自然に実行しているところ。
やはり、実力があるので余裕が滲みでている。
無理して自然に生きようとすると力が入って違和感が出てくるし魅力も感じられなくなる。
自由に生きるのと怠惰に生きるのは全然違う。
自分の強い意志で秩序を持って勤勉に真面目にやりたいことをやることが自由に生きることであり、これはなかなか大変なことなのだ。
動画の23分〜27分位までは必見である↓
動画の中の『明日の天気は絶対に明日にならないとわからないじゃないですか?』という中田英寿の言葉は深いし、心に響いてくるものがある。