人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

何かを選ぶとは何かを捨てること

人生の基本は何かを選ぶことにある。

そして、何かを選ぶことをした瞬間にその他全てを捨てることになる。

この大原則をいつも頭に入れておかないといけない。

人間の頭はあれもこれもと色んな想像を同時的にできるから錯覚してしまうことがあるが、現実的には「(その瞬間に)何か1つを選んだら、(その瞬間に)その他全てを捨てなければいけない」のである。

人生を生きるとは一言で言うと「捨てる」ことである。

毎瞬毎瞬膨大な選択を捨てているのだ。

選択するとはそういうことである。

しかし、何かを選択しなければ生きていけない。

人間には無限の可能性があるように錯覚するがこれは文字通り錯覚であり無限の可能性があると想像することができるだけで、実際には無限に可能性がないのだ。

その瞬間に1人の人間ができることはただ1つである。

そして、それが連続的に続いているのが人間の人生である。

人間1人では原理的に何もなし得ないのだ。

ここにいる自分が同時にあちらに存在することはできない。

歩いている自分が同時に走ることができない。

よく考えるといかなる人間も自分の肉体の空間に閉める範囲内でしか行動できないのだ。

だから、自分を自分で責めるのはやめたほうがいい。

どうせ、何かをやっても他の何かはできない。

無限に自分を責めなければいけなくなる。

堂々と開き直ってしまうほうがいい。

1人の人間の存在なんて地球規模で見れば人間の眼から見るアリのようなものなのだ。

何をしたところでたいした意味はないのだから。