人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

変な妄想

私は変な妄想をすることがよくある。

それは、一刻も早く今の苦しみから逃れたいという強い気持ちからくる一種の逃避心理だろう。

私は寒いのが大嫌いである。

だから晩秋から冬にかけては地獄の季節となる。

毎年毎年、冬になると自殺したくなる。

冬になると毎日、今日こそは自殺しようと思うのだが恐ろしいことに寒すぎて行動を起こせないという変な状況になるのだ。

寒くて死にたくなるからいっそのことわざと外で寝て凍死しようかと思ったり真冬の北海道の雪山に行って死んじまおうかと考えたりするのだが寒いのが怖すぎて一歩も外に出る気力がなくなるのである。

私は完全に寒冷恐怖症(自称)である。

そして、典型的な冬季うつ症状を持っている。

毎年毎年飽きもしないほど繰り返し冬になるとうつ病がひどくなって自殺したくてたまらなくなる。

しかし、寒すぎて自殺すらできない異常事態となる。

私はウィンタースポーツというものをほぼやったことがないし、全くできない。

冬に仲間とスノボーに行く若者の気持ちがわからない。

やればできると思うし、やってみれば案外楽しいものだと思うのだが単純に寒いのが嫌なのだ。

このような完全な寒さ恐怖症の私はいつもいつも常夏の国に生まれてこなかったことを悔しく思っている。

寒さ恐怖症、冬季うつの人にとって夏の太陽は天国の恵みである。

冬がない常夏の東南アジアの人達が羨ましくてたまらない。

なぜ私はそうした常夏の国に生まれてこなかったのか?と親を責めたい気持ちになる。

例え貧乏でお金がなくても私は東南アジアなどの常夏の国に生まれそこで寒さを知らずに過ごし死んでいきたかった。

寒さが私に与えた影響は非常に大きい。

寒さは私にとってトラウマである。

今の暑い夏の時期ですら既に冬がくるのが怖いのだ。

いずれ冬になるのかと思うといてもたってもいられず結局うつな気分になるのである。

日本人というのは暑がりな民族だといつも思う。

私にしてみれば日本の真夏のくそ暑さなど何にも気にならない。

むしろそれが一年中毎日続けばいいのにと思う。

だから建物で冷房がガンガンにかかっていて寒い状態になると一気に最悪な気分になる。

夏なのに寒すぎてすべてが嫌になる。

昨日はベトナムホーチミンで生まれてきたらどうなったか?という変な妄想をしていた。

ベトナムホーチミンベトナムの南部にあるベトナム最大の都市で言うまでもなく年中温暖な気候である。

それをただただ羨ましいと思っていたのだ。

私は海外に旅行するのは好きだが、そこで働いて生活していくだけの気力も体力もない。

結局日本で生きていくしかない状況である。

沖縄ですら冬は寒くて耐えられないから日本国内ではどこに行っても同じだ。

だから我慢している。

正直、人生がうんざりするほど嫌になっているのだ。

だれか安楽死の薬をくれないかと思っているのだがまだ、修業は続きそうだ。