人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

職場の人間関係に見る防衛の在り方

職場において人間関係に難を抱えている人は多いことだろう。

そして、職場の人間関係を見ていると個々の自己防衛の在り方が明確になってくる。

職場には自分の領分をきっちり守るタイプの個別的自衛権行使型と、自分の領域外に出ていき他の人間に先制攻撃を仕掛けて支配することで支配領域を拡張していくのが得意な集団的自衛権行使型がいる。

私は、完全に個別的自衛権行使型のタイプの人間である。

私は自分というものを非常に強く持っている頑固な人間であるから基本的に他人が自分の領域を侵犯することを許さない。

自分を守ることで精いっぱいである。

ところが、数の上では少数派になると思うのだが職場で権力を持っていたり、強かったりする人にごまをすって仲間に入れてもらい、守ってもらうことでグループを作り一緒になって他の意見が違う人やグループを攻撃することで恐れさせ、支配していくことが大好きな人間というのもいる。

集団的自衛権行使型のタイプの人間である。

過去の太平洋戦争当時の日本の軍部はまさにそういう人間が支配していたのだ。

それはさておき、私が一番嫌いなタイプは自分を守るために強い他人にすり寄って仲間に入れてもらい、自分が嫌いな人や苦手な人、意見が違う人を攻撃するタイプの人間である。

職場にはお局と呼ばれる気が強くて独裁主義的な中年女性がいることがあるが、そういう女性には必ず取り巻き、腰巾着と呼ばれる女性が人工衛星のように軌道周回しているもので、この取り巻き女性こそ諸悪の根源であったりするものである。

私もこのお局の腰巾着には相当まいった口である。

腰巾着女性というのはお局女性に少しでも反対しようものなら全然関係がないのに、集団的自衛権を行使して攻撃をしかけてくるからである。

私には腰巾着女性の攻撃が集団的自衛権というよりも先制攻撃に映った。

私は人間というものは各個人がそれぞれ独立した存在であると強く確信している。

だから、特定の誰かを攻撃したのにその人以外の人によって攻撃されるというのは完全に変だと思う。

しかも職場で私が何かを言うことで相手を結果的に攻める形になるときというのは必ず相手側の明確なルール違反により、自分の主権が侵害される場合のみであり、決してこちらから言いがかりをつけて一方的に先制攻撃をしかけることはしない。

自分の個別的自衛権の範囲が明確であるから、その範囲をおかされた場合のみ権利侵害として特定の誰かに言い返す程度のことである。

私がやることは完全に正当防衛の範囲におさまっているのだ。

ところが、お局の取り巻き女性というのはそういう個別的自衛の限界を超えて攻め込んでくることが多いから非常にやっかいなのだ。

お局女性が私に対して権利侵害をしてきたから権利の範囲内で防衛しただけなのに、なぜか取り巻きが参戦して言いがかりをつけて攻めてくる。

これは完全に集団的自衛権の行使にあたり正当防衛の範囲からはみ出る。

前の職場にいたお局とその取り巻き女性の攻撃力と言ったらそれは強いものだった。

帝国を作り上げようという意思があったのだと思う。

私はこういう人間が基本的に大嫌いである。

自分の範囲で相手に害が及ばないように好きなことを言って、好きなことをやって生きてくれれば良い。

それが基本的人権が尊重されるという民主主義的な状況だと思う。

ところが職場に帝国主義的な考えが強い人がいると自分の弱さを隠すために(一見すると)強い人や強そうな人と組んで関係ない他人の領域にまで攻めていって支配することで職場が戦乱状態になってしまうことがある。

私はこういう戦乱状態のなかでどう振舞えばいいのか物凄く悩んだ人間である。

お局とその腰巾着女性は確かに強かった。

まともで的確なことを言って強い分には私も納得して従うし、尊敬できる部分もあろう。

しかし、彼女らが言っていることのほぼ8割以上のことは他人に対しての愚痴であったり、くだらないどうでもいいようなことであったりし仕事においても共感できることは少なかったのである。

そうした状況でどのように戦えばいいのかよくわからなくなり人間不信に陥った。

とりあえず、敵とみなされると非常にやっかいだったので距離を置くようにしていた。

しかし、距離をおいても相手は帝国主義だから自国の防衛力強化の一環として他国の私の領域を侵犯してくることがよくあったのだった。

そういう時どの程度の範囲まで自衛措置をとるのか非常に難しい判断を迫られていたのだった。

結果的に私がとった行動というのは敵前逃亡するということであった。

とりあえず、戦場から逃げることで自分を守る方法をとったのである。

これは結果的に大正解だったように思う。

戦場とはどこから銃弾が飛んでくるかわからないのだ。

戦死したくなければ戦場から逃げるしか手はない。

しかし、仲間は未だにお局とその腰巾着の領土侵犯に対して戦っている状況だ。

よくやるなあと思う。

ベトナム戦争並みの泥沼に陥っているようだ。

やはり、平和が一番だと思う。

私は平和を手に入れた。

そこから得た教訓としては頭の狂ったお局女性やその取り巻きが銃弾をぶっ放していたら傷を負わないうちに一刻も早く逃げ出せということである。