全米オープンテニス決勝でジョコビッチがフェデラーを倒して優勝。
これで今年のグランドスラム4つのうち、3つ制覇です。
正直ジョコビッチだろうとは思っていたけどやはり強すぎる。
個人的にはフェデラーに勝ってほしかった。
毎回ジョコビッチが優勝してばかりではつまらないですからね。
少し前まではBIG4と言われ、ジョコビッチ、フェデラー、マレー、ナダルが優勝を競い合っていましたがナダルは怪我等で調子を落として不調だし、フェデラーとナダルもなかなかジョコに勝てないので結局、ジョコビッチ1強の状態が続いていますね。
ジョコの故郷セルビアに行ったら、とりあえず「I LIKE DJOKOVIC(ジョコビッチ)」と言っておけば現地人とうまくいくそうです。
私はそれほどセルビアに興味がないのでたぶんこの先行く可能性はないですがセルビアと聞いて誰もが思いつく唯一の人物がジョコビッチですからね。
日本に来ている外国人が「私は錦織のテニスが好きだ。」とか「ACミランの本田が好きだ」とか「イチローが好きだ」とか言ってくれたらやはり嬉しいと思いますしね。
ということでジョコビッチはセルビアの広告塔的な存在にもなってますね。
話は変わって今カフェでこの記事を書いていますが手元には「地球の歩き方 12~13 ヨルダン シリア レバノン」があります。
この本が出版されたちょうど4年くらい前まではまだ地球の歩き方にもシリアが掲載されていたんですね。
ちょうど編者がシリアの記事を書いている最中くらいにシリア国内で大規模デモが発生し死傷者が出て国内情勢が非常に不安定になり始めた時くらいだったようです。
実際には2011年時点で治安不安定のためシリアでの実際の取材は行わず、2009年の取材情報をそのまま載せたとのことです。
2011年の4月にシリアで大規模デモが起きてそれが今の過酷極まる内戦と過激派ISの台頭によってわずか4年半の間に国内はまさに壊滅状態にさせられて、溢れるほどの難民が出てしまったわけですが、それ以前のシリアはとても人が親切で旅人からの評判が良い国だったんです。
私が海外一人旅に本格的に取り組み始めた10年くらい前から徐々に中東にも興味を持ち始め、ネットなどで情報収集したり、「地球の歩き方ヨルダン シリア レバノン編」を買ったりするなどしておりました。
その中で非常に興味深かったのは「シリアが世界で最も親切な国」だと評判だったという事実。
世界一周などで例えば20か国以上訪問した人がいたとしてシリア内戦が始まる前に入国した人の感想は異口同音にシリア人は非常に親切だという評でした。
世界には人が親切で有名な国というのがいくつかあって間違いなくシリアはその頂上付近に君臨するほど評価されていた。
中東の中ではイエメンも人が親切な国として有名でしたがテロが頻発しているし、非常に政情不安定でした。
ということでシリアはそんなに人が親切ならどんなものか見ていたいと思って本気で行こかと考えるほどでした。
そうこうしているうちに内戦が始まってしまってとても行ける状態ではなくなってしまった。
これについては少し後悔してます。
内戦前のシリアがどんな国だったか見たかった。
次回チャンスがあるとしたら定年後でしょう。
あと30年くらいすればうまくいけばまともに旅ができる国に復活しているかもしれない。
それを期待するばかりです。
イエメンも同様ですね。
シリアにはパルミラ遺跡という有名な世界遺産がありましたが見事なほどにISによってこなごなにされました。
内戦前はヨルダンとシリアをセットにしてヨルダンのペトラ遺跡とシリアのパルミラ遺跡のダブル世界遺産を訪れるパターンが多かったのに。
ヨルダンやレバノンなら今でも普通に入れますが、私は正直ヨルダンやレバノンにはあまり興味がなかったんですね。
それよりもシリアに興味があった。
というかシリア人の親切とはどういったものかに興味があった。
過去に同じく親切な国として有名なミャンマーに行きましたけど噂通り本当に人が親切で嬉しかったんですね。
バングラデシュも同様でした。
日本も親切な国として紹介されていますが、これは確かにそう思います。
しかし、親切という意味合いが少し違うように思います。
向こうの人は積極的に親切にしていこうという思いをもってやっている場合が多い。
日本の場合、できるだけその人のプライベートを侵害しない範囲でさりげなく親切にしようという人が多いように思います。
アメリカのロサンゼルスの空港でどうやって市内に行くバスにのればいいかわからない時に突如アジア系の男性が道案内をかってでてくれたんですがこの人は聞いたらミャンマー人でした。
おそらく日本人ならここまではしないだろうという感じの親切です。
日本人はもっとプライベートとプライバシーに重きを置いている感じがしますね。
ミャンマーやバングラデシュの親切な人というのは積極的に外国人が喜ぶように手を貸してやろうと思ってやってくれるから嬉しいんですね。
ここらは先進国と発展途上国との違いなのかもしれませんがなかなか面白いものです。
これがインドなんかに行きますと親切さはお金の対価としてあるという考え方で強引に親切をかまして後でお金を請求されるパターンが多いので「うざく」感じる人が多いのが現状です。
モロッコやエジプトも同様なことを聞きます。
やはり、親切とは対価としてのお金を要求しないうえで初めて成り立つという部分はあります。
まあ、国民性の違いですね。生きている環境が過酷であればあるほどやはりどうしてもお金がすべてとなってくるでしょうがそこをあまり強調されるとがっかりするんですね。
初めてベトナムのホーチミンに行ったときにマッサージ屋に入ってとても良かったのですが、その後のチップ攻撃が激しくてとてもがっかりした記憶があります。
東南アジアでもタイなんかではマッサージ後にあからさまなチップの要求をしてくる店は性風俗以外は非常に少ないんですね。
そういう意味でタイは非常に良心的だと思います。
ところがベトナムではチップを過剰に要求された。
フィリピンなんかのマッサージ屋でもさりげなくチップを要求されることはありますが断ればすぐに引いてくれるし強引さがないのは良い。
これはあくまでも私がした少ない経験からのことですが国民性みたいなものがありますから気を付けていかないと嫌な思いをすることになります。
それはさておきISをどうにかしてほしい。まずそれが第一ですね。