人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

過去の自分を愛するということ

私はずっと自分自身が大嫌いだったが最近というかここ数日、自分が好きになっている。

長らく極度の自己否定感に苛まれていて自己嫌悪にまみれて自信がなく自分を卑下しながら生きてきたところがあったので、今の状況はとても健全な状態だと思っている。

自分を好きになれると楽になると思う。

自分が嫌いな状態が続いている中で生きているのと自分が好きだと自己肯定感を持った状態で生きているのとでは精神的な負担が全然違う。

やはり、自分は好きでいた方がいい。

なぜ、自分は自分を好きになったのか?と考えてみると過去の自分にいきつく。

過去の自分を誉めてあげたい気分になるのだ。

よくぞここまで生きてきたなって。

過去の自分が様々なことに耐えてきたからこそ安定して平和な自分がこうして自由に生きていられるのだ。

過去にとっさの怒りで人を殺したり暴力をふるったりしていたら今こうして平和に自由に生きていられなかったと思うのだ。

そういう意味で自制心を持って生きてこられたのは本当に自分自身のお陰だなと思っている。

それと自分は他人にはない能力や才能を持っているのだと最近になって強く感じることができるようになった。

人それぞれ色々な能力や才能を持っていると思うが、自分のことになると途端にそれがわからなくなったり、見えなくなったりしてしまう人が多いのではないか?

なぜなら自分は常に自分の中にいてその外に出ることができないから、客観的に外から自分を見るということはできない構造になっているからである。

自分が当たり前にこなしている当たり前のことが他人にとっては全然当たり前にできなくて羨ましいことだったりする。

それに気づくといかに自分は才能や能力に恵まれているかについて気づくことにもなる。

そして、そうした自己が持つ能力や可能性や素晴らしさについて気付き、発見する機会は万人に開かれていると思うのである。

最近になりそうした自分の持つ「良さ」と呼ぶべきものに自分で気づき感謝することができるようになってきた。

そうしたら、生きていることがとても楽になった。

過去の自分が頑張ってきたからこそ今の自分があるのだ。

誰の努力でもなく自分の努力によって自分がこうしてなんとか生きていられるのだ。

これだけでもう十分に幸せなのだと思っている。

幸せとは形ではなく感じるものだと思う。

風のようにふっと感じるものが幸せの原形なんだと思う。

その瞬間を求めて真面目に誠実に生きていればいいのだ。

生きてきて良かったと思えるようになったのはここ数日の収穫である。

しかし、これが一瞬にして失われていくのが人生の苦しさの本質でもある。

肯定と否定が複雑に入り混じっているのが人生の現実だ。

その時に幸せだと感じたらそれが自分だけの幸せなのだからそれを思う存分に感じるようにすればいいのだ。