生きているとどうしても他人に好かれようとしたり、嫌われたくないと思ったりして行いがぎこちなくなることがある。
しかし、当たり前のことなのかもしれないが人生の最終目標は「他人に好かれようとすること」ではないのだ。
私は他人に好かれるために、他人に嫌われないために生きているわけではない。
死ぬ直前になったら他人にいくら好かれたところで意味がないのだ。
これはお金と同じで死ぬ寸前に何の意味もなさなくなるのとよく似ている。
人生の目的は「自分らしく生きる」ことである。
自分らしく生きることとは自分に正直に生きることである。
自分の思いや感受性を大切にして生きることである。
他人へ配慮した振る舞いはマナーとしてとても重要だが他人に好かれようとしたり、嫌われたくないと考えて思ってもないようなことを言ったりやったりするのはおかしいということだ。
人間は必ず全員死ぬ運命にある。
ここを出発点にして全てを考えることである。
他人に好かれたところでその他人もいずれ数十年も経てば自分と同じように死んでいく運命にある。
他人を恐れるあまり自分を曲げてまで他人と仲良くする必要なんてない。
積極的に他人と距離を置いていこう。
それでいいではないか。
今さら他人と仲良い振りをして良い人を演じて虚しくなるのはやめよう。
そんなことをしたって手遅れなのだ。
常に自分は自分らしくあろう。
本当の自分が暗いのなら無理に明るくする必要はないのだ。
暗い人だと思われて良いのだ。
思いっきり暗くなろう。
仕事上で必要な時だけ部分的に明るい自分を演じて誤魔化せれば良い。
人生の本質は虚しいのだ。
今という時が死ぬ直前だと考えながら生きよう。
死ぬ直前に自分は本当はどうしたいのかと思いながら必要なことだけやっていこう。
私はいずれこの世から跡形もなく消えるだろう。
それでも何の問題もなくこの世は回っていくだろう。
それで良いのだ。
常に自分がいなくなった後の世界を考えて生きてみよう。
自分の存在なんてどうせちっぽけなものなのだ。
人生に奢り高ぶらないように気を付けよう。
良く生きるとはそういうことだと思う。
謙虚でない人は滑稽だ。
自分という存在を過信せずにちっぽけな自分を頭に描いて常に謙虚にいよう。