今日は地元のインド・ネパールカレー屋で一人ランチをする。
最近よく行く行きつけのお店でナンがとっても美味しいお店である。
私はカレーに関して、ライスよりもナンで食べる方が好きだ。
ここら辺は生粋のジャパニーズとは一線を画するところかもしれない。
以前もしょっちゅうインド・ネパールレストランに行ってカレーとナンを食べまくっていたのだがある時、ふと飽きてしまって日本人らしくココイチばかり行っていた時があった。
私は、ココイチカレーも大好きである。THE JAPANESEとも言うべきカレーライスを食べたければやはりココイチが一番手っ取り早いだろう。
しかし、ここ最近は原点回帰?なのかわからないがまたインド・ネパールカレー屋ばかり行ってナンを食べている。
ナンにも色んな種類があって、普通のナン、バターナン、ごまナン、ハニーナン、ガーリックナン、カシミールナン、チーズナンなど様々でそれぞれ食べてみると美味しい。
それに店によってもナンの味や種類が全然違うから面白い。
ナンという食べ物は主にインドで食べられているのだがインド庶民も普通は食べない高級なものらしい。
確かに私がインドに行った時もナンを食べた記憶がなく、周りのインド人はあのパサパサした独特のライスにカレーをつけて手で食べていた。
インド人がカレーを手で食べるというのは私がこの目で目撃した事実である。
ナンはインド宮廷料理発祥のものらしいから庶民的なものではなくその代わりにチャパティという薄くて丸っこいパンみたいなものが一般的に食べられているらしい。
ここら辺はインドに行ったときにもっとよく観察してくれば良かったと思っている。
さらに日本で営業されているインドカレー屋の多くはネパール人達がやっているのも周知の事実だ。
ネパールではナンはほとんど全く食べられていないのである。
ネパールでの主食はライスだ。
日本でナンを焼いているインド・ネパールカレー屋のネパール人の人達も自分達が食べたことのないインド発祥のナンを見よう見まねで作って提供しているのだからなかなか大変だろう。
インドやネパールの食文化は日本人が想像しているよりももっとずっと貧しいものだ。
日本にあるインド・ネパールカレー屋で出されるような美味しいカレーをナンと共に食べているのだと思ったらとんでもない間違いである。
一年に一回くらいはそういう日があるかもしれないが貧しい庶民達はとてもそんな高級なものなど食べられない。
日本人が回転しない寿司屋にしょっちゅう行けないのと同じである。
現実は厳しい。