ショーン・マクアードル川上さんの経歴詐称が話題になっている。
自分はニュースなどでこの人をよくTVで見ていてコメントも納得しながら聞いていたので正直かなり驚いている。
はっきり言って全然疑っていなかったけどよく思い返してみるとやけに色々なことがよくでき過ぎた人だなとは思っていた。
顔は良いし、学歴は高いし、アメリカ生まれのニューヨーク育ちのハーフで家柄も良さそうだし、スタイルも良さそうだし、経営コンサルというステータスの高い仕事をしていて高収入だろうし、人柄も良さそうだ。
世の中には3拍子揃った人なんてめったにいないけど、この人は4拍子も5拍子も揃っている感じがして完璧だなあと思っていた。
しかし、周りを見渡してもTVの芸能人なんかを見てもそうだけど完璧な人なんてそれこそ一人もいないことに気付く。
皆が皆見事なほど何かしら欠けたところがあるのが真の人間の姿なのだ。
顔が良くても貧乏だったり、家柄が良くても性格が悪かったり、学歴が低いけど凄い実力を持っていたり、顔が悪いけど面白かったりと様々だ。
ショーン川上さんを見ていると何もかも完璧にでき過ぎていて逆に違和感をもってしまったがやはりそうだったのか。
一見して完璧そうな人というのは何かしら裏がある場合が多いから十分に気を付けた方が良さそうだ。
まれに高身長、高収入、高学歴でなおかつ顔も良いという男がいたりするがこういう男こそ要注意である。
性格が極端に悪かったり、極端なマザコンだったり、金遣いが荒くて多額の借金をしていたり、ギャンブル依存だったりと一見するだけでは全然わからない悪い部分や汚い部分を隠し持っていることもよくある。
この世には完璧な人間など一人もいないし、完璧な状態などと言うものもない。
全てが何かしら欠けているし、物事が思うように進むことなんてほとんどない。
インドに行くと掃いて捨てるほど多くの詐欺師がいて空港を出るとすぐに次から次へと詐欺師が声をかけてくるのだがこの人達に共通しているのは皆、とても愛想が良くて何を聞いても「大丈夫だ、問題ない」と言って安心させようとすることである。
よく考えると何事も不完全極まりなく、世界の中で最も完璧とは程遠いインドという国において「大丈夫」「問題ない」という言葉ほど信頼できないものもないのだ。
インドという国はあまりにも大丈夫じゃなささ過ぎてギャグかと思うほどだが、だからこそこうした詐欺師が跋扈し、旅人を安心させる詐欺が横行しているのだ。
詐欺師は一見すると身なりがよくて綺麗な格好をしているから騙されそうになる。
あまりの完璧さに怪しさが募るのだがその予感は見事に的中することになる。
気付いたら有り金をたんまり持ってかれたという日本人は後をたたないのだ。
とにかく一見して完璧な人には注意しなければいけない。
何かしら隠している部分があるから完璧に見えるのだ。
自分は勇気がないからあまり嘘はつきたくない。
結局自分の首を絞めることになるから。