世の中には知らない方が良いことって実はかなり多い。
知ってしまって失望したり、絶望したりすることはよくある。
職場に行くとなんでも思ったことを口に出す人がいるがこうした人と関わっていると物凄くガッカリすることになる。
人間なんて所詮ろくなことを考えていないんだなと自分と重ね合わせて余計に落ち込むのだ。
何も言わなければ何を考えているか周りに知られることもないし、他人をガッカリさせることも減る。
この世の中にあることで知ったからこそ感動したり、喜んだりすることの方が少ないのではなかろうか。
そもそも産まれてきてこの世を知ってしまったことが良かったことなのかすらよくわからない。
産まれてこなければ何も知らずに平和でいられた気もする。
産まれてきたからこそ色んな苦悩を知ってしまったのだ。
そう考えると産まれる前の何も知らない状態って理想的な気がしている。
何事も知らぬが仏だ。