浅草のホテルをチェックアウトし途中で神田駅で降り、公営ジムに寄って汗を流した後新宿に戻ってきた。
やはり、新宿のこの落ち着いた空気感に癒される。
新宿のカフェで沢木耕太郎の「246」を読み進める。

- 作者: 沢木耕太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/10/28
- メディア: 文庫
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560ページ以上あり、940円(税別)もする分厚い単行本である。
この「246」は沢木耕太郎の1986年1月から9月までの日記となっているのだが時々2歳半の娘さんが登場する。
沢木さんと娘さんのやりとりがなんとも可愛らしくて心温まるのだ。
本当に沢木耕太郎って良いパパだったんだなと感心する。
娘さんは1986年時点で2歳半だから30年後の現在はもう33歳くらいになっているだろう。
私とあまり変わらないではないか。
沢木耕太郎はとある本で子供が小さな頃は人生の黄金期だったみたいなことを言っていた。
物凄く子供がかわいくて子育てが楽しかったらしい。
そうなんだ・・そういう人もいるのかと妙に納得する。
私がこの先父親になることはないだろう。
ところで昨日のトルコ料理屋で飯を食っていた時に先客としていた4人家族の父親のひどかったこと×2
まだ幼稚園から小学校低学年くらいの小さな子供を大声で怒鳴り散らし「お父さんは怒ってるんだぞ、わかってんのか、てめーー」とか言いたい放題だった。
子供はあまりにも怖がってびびって委縮して小さな声で押し殺していた。
隣で聞いていてあまりに可愛そうで「ちょっとここでやるのはやめてもらえませんか?」と声をかけたくなったが逆ギレされても面倒なので我慢した。
奥さんは外国人らしくおとなしく何も言い返さないでひたすら黙っていた。
恐らく何かを言うと父親がめちゃくちゃにキレルのだろう。
あの光景を見てあんな奴が父親じゃなくて良かったと心の底から思うと同時に子供たちが可愛そうだと思った。
子供は親を選べないからである。
まともな親になれないとわかっているなら子供など決して作ってはいけない。
これは、子供に対するマナーの問題である。
子供は自分とは違う別の人格であり、優しく辛抱強く育てることができないのに自分のエゴで作って不幸にさせてはいけないのだ。
ダメな人間は親になることを断念しなければならない。
私もそうしている。
不幸は不幸を産む。
昨日のトルコ料理屋での馬鹿なキレル父親と可愛そうな子供たちの光景は実に胸糞の悪いものだった。
みんな、子供を作るのはやめましょう。