時々通っている公営のジムに行ったら私が大学を出てすぐに勤めた職場の先輩にばったりと出会い色々と昔話をした。
その先輩は本当に素晴らしい先輩でとてつもなく優しい人格者で愛想が良くていつも笑顔で明るくて人付き合いの良い人であった。
社会人1~2年目にその先輩にどれだけ救われたかわからない。
どんなことでも寛大な心で受け入れてくれて快く笑顔で許してくれ時々飲み会に誘ってくれた。
顔を見てほんの少し話しただけで大らかで暖かい人柄がよくわかる。
他人を傷つけることを全く言わず、常に相手に配慮してくれる。
ちょっとなかなかそこら辺に普通にいないタイプの先輩だ。
しかもどういうわけかその先輩は私のことを結構気に入ってくれ可愛がってくれた。
お互い気兼ねなくなんでも話すことができた。
私はこのブログの通り、へそがねじ曲がった頑固者の人嫌いだがその先輩はまさにありとあらゆる意味で私とは性格が真逆なのだ。
これは、いったいどういうことなんだろう???
時々、私は全てがわからなくなり発狂しそうになる。
なんで、こんなに素晴らしい人がいる一方で私はこんなに駄目なのか?
どう考えてみても理不尽だ。
しかし、この問題はどれほど考え尽くしても答えを出すことができない難問だ。
結局のところ、私が私である以上私自身の遺伝子の制約を受けており、努力しても変わらないものは変わらない。
諦めなければいけないことばかりである。
少なくとも私は不甲斐ない自分を笑い飛ばせる明るさが欲しかった。
しかし、どうあがいてみてもできない。
かっこつけてしまっている自分がいるのだ。
さて、話を変えよう。
私はその先輩に連れられて初めてフィリピンパブというところに行ったのだった。
最初は怖かったけど行ってみたら実に面白いところだった。
当時はまだフィリピンパブが全盛の時代で「ダンサー」や「シンガー」のビザで入国したフィリピン娘がたくさんいて華やかであった。
その後、入管の規制が厳しくなりフィリピン人が簡単に入国できなくなってしまったので一気にフィリピンパブは廃れてしまったが、今とは全然違う時代があったことも確かである。
当時のことを思い出しながらそんな話で盛り上がった。
また、飲みに行こうという話になった。
とても嬉しい限りである。
こんな私でもどういうわけか好いていただけ飲み会に誘っていただけるということは大変ありがたいことだ。
人生と言うものは、ぼたんの掛け違いの連続である。
本当にちょっとした差なのにそのちょっとした差があまりにも大きすぎる。
今回はとても嬉しい再会だった。