人間とは不安定な生き物である。
つい数秒前まで平和で安定し、明日への活力で漲っていた心がふとしたきっかけで過去の嫌な記憶が蘇り不安になったり、全てが嫌になってしまうことすらある。
人間の心は常にめまぐるしく変化している。
「こうしなきゃ」「ああしなきゃ」と立ち向かおうとすればするほどその反動として不安や喪失感に苛まれる。
強くなろうとすればするほど自分の弱さを見つめることになり、落ち込むことになる。
本当はどっちでもいいこと。
「あれをやらなきゃ」みたいな義務感が浮かんできた時はじっくりと考えてから本当に必要なことのみやれば良い。
人生はやらなくても良いことに溢れているのだ。
無駄な仕事に全力を傾ける必要はない。
自分の人生をよくする為に必要最低限の仕事だけしてのらりくらりしよう。
人生がつまらないのは当たり前なのだから悩まないようにしよう。
つまらないという感情もそのうち解消される。
人間は所詮本能の生き物だから退屈したら身体を動かして自分を誤魔化そう。
あまりにも色々と苦しくなってきたら寝てしまおう。
疲れが自分の心を歪ませていることが多い。
焦らずにゆったりと生きてみよう。
いつ私が死んでも誰も困らない。
当然ながら自分が明日仕事を休んでも誰もたいして困らない。
何かをしないと誰かが困るとか誰かに迷惑をかけるという不安に振り回されて自分を見失う人生はできるだけやめていこう。
目に見えない不安というお化けを恐れる必要は何もない。
お化けなんていないのだから。