自分がもう1人いたらいいのになあ・・と思う。
もう1人の自分に仕事に行かせ、あらゆる面倒くさいことを全てやってもらい、自分は家で寝てたり、旅をしたり、趣味を楽しんだりする。
あまり好きなことばかりやっていても飽きるし、つまらなくなるので時々本当の自分が仕事に行ったり、人付き合いをしたりする。
もう1人の自分にはできるだけ無駄な仕事をしたり、人間関係に面倒が起きない様に厳重に言い聞かせておく。
そうすることで安定して平和な日常が保たれるのだ。
そんなことを考えていたら「もう1人の自分」っていったい何なのだ?という素朴な疑問と矛盾が押し寄せてきた。
もう1人の自分とは結局他人ではなかろうか?と。
しかし、たとえそれが他人であってもいいから自分の代わりに仕事に行ってくれないか?と本気で思うこともある。
そのように考えるといかに人間の感情を制御するのが難しいかということに気付く。
自分自身の感情を自由自在にコントロールし、疲れ知らずの身体になれば仕事も嫌なことも苦にならないはずだ。
全ては疲れるし、面倒くさいから憂鬱になるのだ。
自分自身に正直になり過ぎるのは考え物である。
時に自分自身を騙して脳や身体に負担をかけないように意識することで生きるのが楽になるかもしれない。
なんでもやり過ぎは良くないようだ。