人生の本質とは孤独に耐えることである。
生きていると何が「良い」のか?そして何が「悪い」のか?よく分からなくなる時がある。
そして迷って泥沼にはまる。
こういう状態に陥ると人間は例外なく孤独に陥るのだ。
しかし、人間とは本来的に孤独な生き物である。
孤独に思考し、孤独に悩み、孤独にあがき、孤独に死んでいく。
何が「良い」か「悪い」か?わからくなったらとりあえず一呼吸おいてみる。
すぐに答えを出さなくても良い。
考えるのをやめてしまう必要もないが、早急に答えを出そうとせずにとりあえず放っておく。
「人間とは考える葦である」・・とパスカルは言った。
ロボットは何が良いか悪いかを考えることができない。
何が良いか悪いかに思いを巡らし、悩み、苦しみ、孤独に陥ることは人間にしかできないことなのだ。
だからこそ人間である私は尊いのだし、他者を思いやる事の大切さにも気付く。
この世に絶対的な「良い」ことはないように思う。
「良い」ことをしたいと思い、それに近付くことはできる。
そうして「良い」ことを目指すうちに人間は不思議と自然に孤独を脱していることがある。
どんなに孤独になっても周りとの人間関係を絶たないこと。
私はなんとかそうして生き抜いてきた。