とっても「カナブンブーンデモエビインビン」な気分である。
あーーー、早く海外に行きて――。
熱い国で日光浴したり、海で泳いだり、飯を食ってまったりしたりしたい。
海外に行くと鬱な気分とか吹っ飛ぶんだけどな。
日本という国は海に囲まれているから数か国を旅したことがない人にとっては自国と他国の違いというものが実感としてわかりにくいものである。
東南アジアのインドシナ半島(タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア)なんかをバスで国境越えしながら旅してみるとそれぞれの国の特徴や違いがクリアにわかって面白いものだ。
国境を越えた瞬間に世界が一変してしまうという体験はまるでドラエモンのどこでもドアを使うみたいで非常に面白い。
人種、言語、雰囲気、料理、道路等のインフラなどわずか数十メートルの差で一変してしまう。
この違いが最も明確にわかる国境は東南アジアで言えばタイとカンボジアであり、中南米ではアメリカとメキシコではなかろうか?
タイは中進国で比較的裕福で発展している国である一方カンボジアは世界最貧国の中の一つで貧しい国である。
アメリカは世界で最も豊かな国の一つだがメキシコはまだまだ貧しい国である。
こんなにも違った国同士が隣り合っており、それが国境を越えたわずか数十メートルを隔ててまるで違う世界を作り出している光景は見事というしかない。
ベトナムは南北に細長い国で首都のハノイと最大の都市ホーチミンとは直線距離にして1200kmも離れている。
これは日本で言うと青森県から福岡県位の距離である。
ところがベトナムのホーチミンからカンボジアの首都プノンペンまでの直線距離は約200kmくらいで日本だと東京から静岡県西部くらいまでの距離だ。
東京と静岡県の差はあまり大きくないし、青森県と福岡県の差も東京から静岡県よりは少し大きい程度である。
同じくベトナムのホーチミンとハノイの差は東京と大阪の差くらいでそこまでめちゃくちゃ大きなものではない。
ところがホーチミンとプノンペン(カンボジア)の差は非常に大きい。まるで違うと言っていいほど全然違うのである。
距離的には近いのに国が違うと全然違う。これが世界の面白さであり、それを体感することこそ海外旅の面白さである。
インドという国はありとあらゆる意味で日本と真逆の国である。
行ったことがない人は是非恐れずに行ってほしいと思う。下の動画を見るといかに日本とは文化的に異なるかよくわかると思う。
これを見ると神秘的な感じがするのだが実際に行ってみるとまた全然違って神秘的でもなんでもなく、ただただうっとうしい人々が多い汚い国だとわかってまた面白いのだ。