昨日は、重度自閉症を抱える東田直樹さんという方が書いた『跳びはねる思考』という本を読む。

- 作者: 東田直樹
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2014/09/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今まで、自閉症の方って普段どんなことを考えているのか?とかなんで独り言をつぶやいているのか?とか世界がどういう風に見えているのか?とかわからないことだらけだったけど著者の東田さんがすべて言葉にしてわかりやすく書いてくれており、よくわかった。
それにしても自閉症の方って大変な苦労を抱えて生きているのだなあと思う。挨拶されても返せなくて自分を責めてしまったり、記憶が点のように散らばっていてなめらかに思い出せなかったり、細部が異様に気になって気を取られてしまったり、明らかに普通の人とは色々と違うようだ。
私も少し自閉傾向があるけど、明らかに自閉症の方とは世界が全然違う。私は自閉というよりも内向的であり、一応ふつうの範囲に収まっているのだろう。しかし、このふつうという状態もかなりやっかいだ。私は他人の心配をしている状態ではない。自分自身も大変生きづらいし人生が楽ではない。
みんなそれぞれ抱えている苦悩がが違うのだなあと思う。ということでこの本、結構お勧めです。