「積水ハウス」がおよそ55億円をだましとられた事件で初めて地面師という言葉を知った。
世の中には色々な師がいるけれども、地面師とは土地の所有者になりすまして売却を持ち掛け、多額の代金をだましとる不動産をめぐる詐欺師だそうである。
私はこの積水ハウスから金をだましとった地面師達の顔をテレビで見たのだけど一目見て『これは怪しい』と思った。
私はこう見えて嗅覚が鋭いというか、直観力が鋭いので基本的に人に騙されることがないし、怪しい人を見抜くのが早い。
人の人相というものは概ねその人の中身を表していると思う。この地面師達の顔を見て何とも言えない怪しさを感じたのは私だけではないと思うが、そう直感したのならその人達がどんなに正しいことを言っていようとも信用してはダメだ。
私が積水ハウスの担当者だったら、絶対に彼らと取引はしなかったと思う。私の直感はほぼあたるので。
今まで数多くの国を旅し、夜の街を一人歩きしてきた経験もあるせいか一目見てヤバイ人を見分ける能力がついたのだ。
マニラなんかを一人歩きするとこの能力は鍛えられる。マニラの夜の街はそれこそ変な奴、怪しい奴、ヤバイ奴、危険な奴がうじゃうじゃといて獲物を虎視眈々と狙っているからだ。彼らは揃いも揃って善人面をしていない。
インドのデリーなんかに行くとマニラのようないわゆる危険な奴、ヤバイ奴というのは少ないのだけど、今度はペテン師とか詐欺師が街中に掃いて捨てるほどいるので、今度はそういう輩を一瞬で見分けなければいけなくなる。
インドなんかだと逆にやたらに愛想が良かったり、善人面をしていたり、綺麗な身なりをしている人には注意が必要である。それと話しかけてくる奴は概ね怪しい場合が多い。話しかけてくる10人に1人くらいはまともな人がいるだろうけど、基本的には必ず裏があるので警戒すべきである。
そうした経験を経て私は嘘つきとか詐欺師とか怪しい人とかをすぐに見抜けるようになった。顔を一目見てすぐにわかるようになった。先日も職場の他部署の人の顔を見て「あ、この人じきに辞めるな」とふと直感したのだが、やはり辞めるそうである。
すぐに辞める人、よく転職をしている人というのはだいたい顔を見ればわかる。やはり、そういう顔になってくるものなのだ。まあ、私もそういう顔なのかもしれないが。
ということで、海外一人旅の効用は色々とある。海外で一人で自分の身を守るということはなかなか得難い経験であり、慣れてくればどこまでが安全で、どこまでが危険かが直感でわかるようになる。
それにしても最近、ブログを書く気力がないし、ネタもあまりない。普段は何か書きたいことが湧いてきたらすぐに20分くらいでざーっと書いてしまうのだが、そういう瞬間もない。
もうダメかも・・・???