人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

大学入試と就職氷河期

f:id:ericrun:20181116183350p:plain

私は2000年4月に大学に入学し、2004年3月に大学を卒業したわけだが、今とはだいぶ時代が違うなあと感じている。

というのも私が大学に入学した2000年前後というのは大学入試が今よりももっと楽だったからだ。まず、国立大学の入試において必要な教科数は今は基本的に5教科7科目(文系は社会2科目、理系なら理科2科目)だが、私達の頃は基本的に5教科6科目(文系は社会1科目、理系は理科1科目)だったし、国公立も私立も倍率が低めでともに入りやすかった。

とりわけ我々のころの入試の私大文系というのは明らかに今よりも入試の難易度が低かった。もちろん早稲田、慶応など一部のトップ次第は難しいがいわゆるMARCHと呼ばれる大学群やその下の大学群も今より倍率が低くて入りやすい時代だった。私大に関していうと、今は入学定員より何パーセントかオーバーすると補助金が減らされるとか色々な事情があり合格者を絞っているから必然的に倍率があがる。我々の頃はそういう縛りがずっと緩かったので合格者数も割と多く、国公立大学人気の方がずっと高かったので。時代は変わったなあと思う。

その一方で明らかに今と全然違うのは就職状況である。私は2004年の卒業なのであるが、まさに就職氷河期の時代であり、就職活動は非常に厳しかった記憶がある。wikipediaで調べてみても就職氷河期というのは1993年(バブル崩壊後)~2005年頃、2010(リーマンショック後)~2013年頃とあり、リーマンショック後の就職氷河期はその前の氷河期よりも緩かったと言われているので我々の頃の就職活動の厳しさというのは目に余りあるものである。

とりわけ1993~2005の就職氷河期の中でも2000~2004くらいが最も厳しい時代だったのではないかと思う。私より1年後輩はぎりぎり氷河期だったが少し上向いてきたということは聞いていたし、2年後輩は氷河期から外れているのでだいぶ楽だったと思う。特に2004という年に就活したものは誰でもその厳しさを肌で体感したのではなかろうか。

先日、東京にいる同い年の東京の女友達と話した時もその話題になり、『就活厳しかったよね~。今とは全然違うよね~』という話で共感した。その子は厳しい就職氷河期の中でもとりわけ成功した方で誰もが知る大手企業から内定をもらい今でもそこで働いているのだけれど、それでも今の子はもっといいところから内定をもらって、その子の会社の内定を蹴る子も多いと言っていた。

私の場合は就職活動を3年生の2月(2004年の2月)にスタートして約30社の企業説明会に行き、そこからまともに受けたのが約20社で内定は4社という感じだった。名もない中堅以下の会社ばかりだがそれでも当時内定4つもらえたのなら就職活動は成功と言ってよかったと思う。まあ、新卒で入社した会社も3年ちょいで辞めてしまったので正直あまり関係なかったのだが。とにかく、私達の頃の就活は内定なんてまず出なくて落とされまくる時代だった。不景気だった関係でどこの会社も採用人数が少なかったのだ。

つまり、私達の世代というのは大学入試は割と余裕、就職活動は超厳しいという今とは逆の状況なのである。どっちがいいのだろう??と思う。私の場合は受験勉強は超苦手でほとんどまともに手がつかず、一方で就職活動が超大好きというタイプだったのでちょうど良かったのかもしれない。

就職活動は毎日楽しくてたまらなかった。色々な会社の企業説明会に行って説明を聞くのも楽しかったし、面接を受けるのも楽しかった。面接会場で他の大学の学生と話すのも楽しかったし、プレッシャーを感じながらの面接も面白かった。しかし、私達の頃は今と違って就職活動で内定がもらえずに就職留年したり、フリーターになったり、その結果結局ニートになったりする人も多かったし、内定がもらえないプレッシャーから鬱になる学生も結構いた。

私は就職活動を楽しくできたのでそういう人達の悩みとか苦しみとか全然わからなかったけど、結局会社なんて入る前よりも入った後の方がずっと大変だし、入った後に仕事を長く続けていく方がずっと大変だったりするので就職活動で挫折するくらいはたいしたことないと思う。今は内定が取りやすいので就職活動で内定がもらえなくて鬱になる人も少ないだろうけど、私達の頃は本当に正社員の就職というのは厳しかった。あの当時に大手の内定を取る学生は優秀というイメージがあった。私も中堅以下だったから内定がもらえたものの、大手なんて受けたらそれこそ最初から門前払いだったと思う。

ということで、これから就活を開始する大学3年生のみなさん、就活なんかどうでもいいからとにかく大学生活自体を優先して楽しんでください。そして、就活を始めたらできるだけ早く内定をもらい、残りの学生生活をエンジョイしてください。私も2月に就活をスタートして、6月に第一志望の内定がもらえたのでその後は凄く楽になった記憶があります。人生どうせ皆いずれ死ぬのですから、所詮すべてはどうでもいいことです。そもそも仕事なんてどんな仕事も究極の暇つぶしであり、自己満足であり、取るに足らないくだらないどうでもいいことであります。

人間万事塞翁が馬この言葉は真実だと思います。