人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

やられてもやり返さない戦術

あけおめ!皆様は田村耕太郎さんの「頭にきてもアホとは戦うな」という本を知っているだろうか?

この本は大変面白く、参考になる本である。ベストセラーで増刷されているだけのことはある。

昨日はこの本を読み返し「ああ、そうか。失敗したな~🌠」と再確認した。私は人間関係が苦手である。とりわけ職場という場所において。

職場に行くとどう考えても理不尽でウザイことをしてきたり、言ってきたりするアホがいる。こういう輩とは絶対に真正面から戦ってはいけない理由を丁寧に書いた本が「頭にきてもアホとは戦うな」である。

知っていたにも関わらず私はまたアホと戦ってしまったのだ。アホと戦うとアホと同レベルに落ちる。これは確かなことだ。アホとは物事を知らなかったり、頭の回転が遅かったりする人ではない。

そういう人はえてして可愛げがあるし、戦う気にもならないし、愛されキャラだったりする。そうではなくやたらと傲慢で我欲が強くて、すぐにマウンティングをしかけてきて、ウザくて、お節介好きで人に無駄なちょっかいを出してくる精神的に未熟なくせに比較的頭の回転が早い嫌らしいタイプの輩である。

一般的にこういう輩が一番腹が立つし、ついつい人はこういう輩にかっとなって本能的に戦いたくなるものだ。しかし、それは絶対ダメだよと本書は言っているのだ。そうわかっていても私はまた戦ってしまったのだ。馬鹿なことにエネルギーを使ったなあと後悔した。

正義感が強くてプライドが高い私のような人間はすぐにアホと戦いたくなる。私はアンガーマネジメントができていない。私の親友は他人にイライラすることが全然ないと言っていた。世の中には怒りの沸点が凄く高い人や人間関係の達人がいるが、そういう方々はこの本を読む必要はないだろう。

普通の意味で人間関係が苦手だったり、正義感が強かったり、怒りっぽい人だったり、苦手な人を多く作ったりするタイプには本書の教えが大変有効になる。

相手の力を使ってアホを味方に引き込んでしまおうという教えにはなるほど~と思う。頭に来たら相手に花をもたせて、いい気分になってもらう。アホはアホゆえに皆に好かれておらず、その事実に薄々気づいている。そんな現実にめげないくらい彼らの面の皮は厚いが人間誰しも人に好かれたい、人に認められたいという欲望は持つ。だからこそ笑顔ですりよって物事を頼んでみよう・・とのことである。

絶対にアホを変えようとしてはいけないのだ。アホは死ぬまでアホなのだ。そして一生人から好かれずに死んでいく運命にあるのだ。だから憐れみを持って花を持たせてあげるくらいのことを時々してあげた方がいいのだ。

そうわかっていてもやはり気が引けるなあ。アホはすぐ人につけ込んでくるし、マウンティングしてくるし、なるべく関わりたくないんだよなあ。ここら辺が一番悩むところである。とにかくアホは絶対変わることはないので諦めて関わらないといけないなあと思った✨