人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

嫌われよう、損しよう

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多くの人に嫌われる最も簡単な方法は何か?

それは、好かれよう、好かれようと頑張ること、媚びることである。

不思議なもので、他人に好かれようと頑張れば頑張るほどあまり好かれない、もしくは嫌われるという結果につながりやすいのだ。

努力すれば好かれるはずだ、頑張れば一生懸命接すればその人から好かれるはずだと勘違いしている人がたまにいるけどそういう人は疲れるのだ。

人はみな人間関係で疲れたくないと内心思っているので頑張っている人に近づいてエネルギーを吸い取られたくないと思っている。

だからこそ、そういう人からは自然と離れようとしてしまう。

つまり、好かれようと頑張っている人は逆に好かれない場合が多いのである。

では、どうすればいいか?

それは、「別に嫌われてもいい。」「嫌うなら嫌え」と思いながら人と接すること。

どうせ俺は嫌われ者だと卑屈になるのではなく、俺は素晴らしいんだ別にあんたにどう思われようが俺は俺だ。俺は俺らしく生きるぞと思っていると案外人は自分を嫌わないことが多い。

以前職場に嫌われることを過剰に恐れてやけにへこへこし、怪しげな作り笑顔を絶やさず、明らかに思ってもいないだろうようなゴマをすって人をもちあげて回っている人がいた。

表面的にはいい人を演じていたのだが、その人の腹黒さみたいなものがばれてしまい結局、多くの人から嫌われて左遷されてしまった。

なんか、気持ち悪い人というイメージが定着してしまっていたのだ。

過剰に人から嫌われることを恐れている人は確実に嫌われることになる。人間は恐れを抱いていることに執着し、その恐れの事象を引き寄せてしまうのだ。

以前、職場にいたとあるおっさんと話していて・・

「自分はもういつ死んでもいいですよ。やりたいこともやってきたし。全く人生に悔いなんてないし。」みたいなことを私が言ったら

「俺はまだまだやり残したことがたくさんあるから絶対死にたくないよ」みたいなことをそのおっさんに言われて・・

『へーーずいぶん自分とは違った人がいるもんだなあ』としみじみ思ったものであった。

そして、その後しばらくしてそのおっさんは呆気なく死んでしまい、私は余裕で生き残っている。

あれほど死にたいと思っていた私は無傷で健康的に(?)生きていて、あれほど死にたくないと言っていたおっさんは呆気なく早死にしていくというこの矛盾。

あのおっさんは生への執着が強かった。だからこそ逆に死へ引っ張られたのかもしれない。私は死への執着が強かった。だからこうして無事に生きているのかもしれない。

案外思っていることと逆のことが起きるのがこの世の中である。

好かれようとすれば嫌われ、嫌われたいと思っているのに好かれたり、生きたくもないのに生かされ、死にたくないのに死んでいく人がいたり、昇進したいと思っている人が昇進できず、全然昇進に興味がない人が昇進していったり。

得しようとすればするほど損することはよくある話だ。金儲けをしようとしたら結局大損することなんて山ほどある。

逆に金に執着せずにやりたいことをやっていたらいつの間にかそれが仕事になって稼いでいたとかね。

人間って人とか金とか物事とかに執着しすぎるとろくなことはない気がする。

それと、何の才能もないけどただ生きているだけの私のような人は意外と生き残る才能を持っていたりするから要注意である。

世の中才能に恵まれていたのになぜか病気や事故で早死にしていく人がいるけど、その逆に何の才能にも恵まれていないのになぜかなかなか死なない人がいる。

この辺も不思議なところだ。普通なら才能に恵まれていれば長く生きられそうなのだが意外とそうでもなかったり。
逆に長く生き残る才能みたいなものを持ち合わせていなかったりする。代わりに何の才能もない人が意外と生き残る才能があったりする。

川遊びの最中に小さな子供が川で溺れて飛び込んだ父親だけ死んだりとか結構普通にあるからね。

あんたのその35年間の人生はいったい何だったの?とか妙に冷たく感じてしまっているこの自分が怖くなることがある。

っていうか状況判断間違ってるでしょ?みたいな。

こういう変な意味での冷静さが生き残りにつながっていたりとかするから不思議である。

普通に考えたら愛する我が子を助けようと勇敢に川に飛び込んだ父親は助かるべきだと思うし最低でも我が子が亡くなって泣き崩れるくらいで終わってほしいんだけど。

子供だけ助かっていったいどうすんの?みたいな。そのあと誰がその子を養うの?父親を間接的に死なせた子供が大人になった時の罪悪感は誰がフォローするの?みたいな。

すべては執着心みたいなものから来ているのかもしれない。執着心がない人はすぐに諦めるから意外と生き延びられる。

執着心が強い人は溺れてバタバタしてエネルギーを消耗して力尽きて死んでいくのに、執着心がない人は諦めて波にさらわれて岸にたどり着いたみたいなこともあるし。

人生わからないものですな。ただ、あまり得しようとしない方が結果的にいいのかもしれない。最終的には何がいいのかよくわからないけれども。