人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

マンチェスター・ユナイテッドの快進撃と憂鬱と。

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日本時間の28日午前5時開始のヨーロッパリーグ(サッカー)でマンチェスター・ユナイテッドイングランド)がクラブ・ブルージュ(ベルギー)に5-0で勝利しました。

イヤッホーーイ。私はマンチェスター・ユナイテッドの大ファンですから。

マンチェスター・ユナイテッドと言えば、かの有名なクリスティーナ・ロナウドデイビッド・ベッカムなどが在籍した超名門クラブです。

日本では香川真司も2012年から2年間だけ在籍し、リーグ優勝していましたね。

ちなみにマンチェスター・ユナイテッドは世界で最もファンが多いサッカークラブとも言われ、イングランドのサッカートップリーグであるプレミアリーグ優勝13回とダントツでトップ。

2位がチェルシー(ロンドン)の5回 3位がマンチェスター・シティマンチェスター)の4回ですから2位以下を大きく引き離しています。

さて、本題はここからです。

あなたがサッカー・ファンであるかないか、サッカーが好きか嫌いかなんてどうでもいい。

以下添付の動画に面白い光景が映っています。是非見てほしい。

ちなみに、添付の動画は日本時間で今朝(2020年2月28日)5時にイングランドマンチェスターにあるマンチェスター・ユナイテッドのホームスタジアムであるオールド・トラフォードスタジアムで行われた試合のダイジェスト版です。

オールド・トラフォードスタジアムは約76,000人収容でこの試合では70,000人(7万人)以上が動員され、動画を観ればわかるとおり観客席はほぼ満員です。


マンチェスター・ユナイテッドvsクラブ・ブルージュ5-0のハイライトとゴール

動画を観た方はわかりますが、たびたび映し出されるスタジアム観客の中にマスクを着けている人は発見できたでしょうか?

ウォーリーを探せ』以上に難しいと思います。私は1人も発見できませんでした。

7万人の観衆の中で恐らく数人から数十人くらいはマスクをした人がいたと思います。

でも、本当に少ないと思います。

さて、28日の3:00の時点で新型コロナウイルスの患者数は何人でしょうか?

AFP通信によると

イギリス(英国)15人

日本      187人(ダイヤモンドプリンセスの乗船客を含めると892人)

その差は数十倍以上です。

これが、世界の現実です。

確かに数字や結果や事実だけがすべてではないと思います。

しかし、数字や結果や事実が真実を物語っていることもまた確からしいことは皆さまご承知の通り。

マスコミは日本や中国や韓国など感染者数が数百人以上の国の人達の感染対策をしている様子やマスク姿の人々ばかり映していますが、逆にその対策が逆効果になって感染者の増加につながっているということを1ミリでも疑うことはないのでしょうか?

原因が結果を生み出しているということは完ぺきではないとしてもある程度多くの人は認めていますよね?

なんで、人々がマスクをしていない英国ではこんなに感染者数が少なくてマスクをしている人達、イベントを自粛しまくっている国々(主に中国、韓国、日本)の感染者数がこれほどまでに多く、かつその勢いが止まらないのでしょうか?

私は皮肉を言っているのではない。

私は世の中の多くの人が見えていないことも見えている時がある。

ちなみに英国への年間観光客数(海外からの渡航客数)は日本よりも数百万人位多く(英国が約3800万に対して日本は約3100万人)皆さまご承知のとおり、英国は日本よりもはるかに多国籍で人種も多岐にわたっています。

だから遺伝子構造が多岐にわたっていてウイルスに対して免疫がある人も多いのかもしれない。それはわからない。

しかし、現実として新型コロナの患者は日本の数十分の1であり、添付の動画を観た通り、マンチェスターユナイテッドの試合に7万人以上が詰めかけて熱狂し、そのほとんど全員がマスクをしていない。

この現実を直視した上でも、日本の感染対策が正しくて英国が間違っていると断定できるのでしょうかね?

英国ははっきり言ってある意味日本よりも先進的な国だと考える人も多いだろうし、実際に日本よりも先進的な部分が多いのは認めざるを得ないでしょう。

日本、韓国、中国の状況に凝り固まらずに世界全体に視野を広げて物事を考えることは悪くないと思います。

物事の絶対的な正解などこの世にはないと思います。人によってはある意味で正しく、ある意味で間違っていたり、99パーセントがだいたい合っていても1パーセントが間違っていたりする。

100人中98人が好きなものでも2人は嫌いだったりする。98人の身体に合っていても2人の身体には合わず、アナフィラキシーショックを起こして死んでしまうかもしれない。

牛乳が大好きな人にとっては健康の源かもしれないが、牛乳が苦手な人には下痢のもとかもしれない。

そうした想像力を今回の新型コロナウイルス対策に少し応用することはできないでしょうか?

私は日本人はそんなに馬鹿ではないと思っています。もっと寛容で多様性を認め合う国だと信じています。

ですから、100パーセントの力技で塗り固めようとしたり、押し付けようとしたり、覆いかぶせようとしたりすることをちょっとだけ考え直すことはできないでしょうか?

今やっている対策が実は逆効果を生んでいるかもしれないということをちょっとだけ考えてみませんか?ということ。

成功は失敗のもと、失敗は成功のもと。日本のことわざすごいです。

体調が悪ければ家でおとなしくしていましょうよ。でも、すべてを中止したりマスクを強制したりするのはやめましょうよ。

自分の理論や論理や正義を自分だけで信じることにしてみましょうよ。他人は他人の理論や論理や正義があり、そこに解決の糸口があるかもしれないじゃないですか。

私は今、始めて弱者というもののつらさを身に染みて経験しています。

いじめられる人の気持ちがよくわかりました。

給食で牛乳を無理やり飲まされて泣きながら下痢をしている人の気持ちがわかりました。

自分は何でも食べれるし何でも飲める。

それが当たり前だと思っていた。

でもその裏である一定の人達は苦痛を味わっていたんだなあと。

アルコールが飲めない人にとってアルコールを飲むことを強制されることがどれだけ苦痛であるかは想像できますよね?

キリスト教徒にとって南無阿弥陀仏を毎日無理やり唱えさせられたり、1日5回メッカの方向を向いて無理やりお祈りしたりさせられることがどれだけ苦痛なのかもわかります。

行動としては簡単なことです。呪文のように唱えたり、お祈りをしたりすればいいだけですから。

しかし、心が死んでしまうのです。それは、徐々に自分の中の心を蝕んで腐らせていきます。

本当に想像力を働かせてほしい。自分にとってちょっとしたことでも他人にとっては全然ちょっとしたことでないどころか、地獄の苦しみになり得るということを。

ということで、まあ人生気楽に生きましょうよ。どうせみんな死ぬんだし。

自分の人生は1回しかないんだから自分らしく生きて死んでやりましょうよ。

私は人生に悔いなく生きてこられたので。感謝です。それでは、また。