人生における幸せってすごく難しいことだと毎日思う。
人生において自分の時間とお金と職場や仕事とを天秤にかけてバランス良く生活するって至難な業だと思う。
だいたいにおいて人生は偏ってしまうものだ。だからあまり幸福ではない。
仕事が忙しくてお金がたまっても心は満たされていなかったり、ゆとりがあってのんびりしているけどあんまりお金が稼げなかったり、暇で苦痛だったり。
仕事もお金も自分の時間もちょうどバランスが取れているなんて人は意外と少ないはず。
特にこのコロナ騒動においてそれが顕著に表れている。
極端に仕事が減って困って暇で仕方なくてお金がない人と逆にコロナ患者を受け入れている病院のICUの医師なんかは忙しくてたまらないし、不安やストレスだらけだろうけど、そのぶんお金は稼げてるだろう。
この世の不幸はすべてがバランス良く回らないことにある。
私もあまり幸せではない。でも一応仕事があるし、飢えるほどお金に困っているわけでなく、まあ入院するほどの病気を持っているわけでもないので世間的に見たらギリギリ幸福の範囲に入っているとみることもできる。
でもさ・・結局自分が幸福だと感じなければ幸福ではないんだよね。そこが一番難しいところ。
世間が羨むような美男子や美女や金持ちと付き合っていたり、結婚していたりしても実のところあまりうまくいってなくて不幸な人もたくさんいるし、逆に世間的に見たらしょぼい彼氏や彼女だけど結構幸せを感じながら付き合っている人もいるだろうし。
いったい人生はどこでバランスを取って、どこで妥協すればいいのか全然わからないんだよなあ。
本当に人生って悩むことが多い。
例えば私もついこの前久しぶりにジムが再開してトレーニングを開始できて数回は幸せを感じていたんだけどそれが当たり前になってくるとまた、行くのが億劫になってきたし。
大好きなビールを飲んでいても美味しいのは最初の2~3杯であって後はもうはっきり言って飲むのが苦しくなってくる。
すべては満たされた瞬間にもういらなくなってしまうのが人生の虚しさだと思う。
今は旅に出られないけど、数年して旅に出ることができるようになればその幸せを基準に人生を考えるようになって幸福感を感じるハードルが上がる気もする。
いつも幸せを感じるってすごく難しい。
年収も1000万以上になると人生の幸福感はほとんど上がらなくなるらしいし、幸せとはお金の多寡でもない。
やはり、人生の幸せとは欠落感とか欠乏感とかそういった負の感情と切っても切り離せないものなんだろう。
何かが足りないと感じるからそれを埋め合わせるために行動して満たされた瞬間に幸福を感じ、すぐにまた違う欠乏感に苛まれている感覚だ。
今は世界的にコロナという恐怖にみんなが苛まれているけど、これが始まる前にみんながまったくの幸福であったかというと全然そんなことはなかった。
そして、コロナが終息したところでやはり同じように不安感や恐怖感はついて回り、結局完全に幸せにはならないだろう。
だからあまり期待しない方がいいのかもしれない。当たり前は怖いものだ。結局今をどうするか?真剣に考えてできるだけ自分が幸福な気持ちになれるように自分で気持ちを整えていくしかないのかなと思う。