人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

バルセロナの悲劇

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16年前にバルセロナに行ったのだけど、そこで人生最大の悲劇が起きた。

前回の記事で15年前のイタリア3泊5日弾丸一人旅のことを書いたが。

その前年にはスペインとデンマークスウェーデン3泊5日弾丸1人旅という鬼のような旅をしていたのだ。

信じられます?

たった3泊でスペイン、デンマークスウェーデンですよ。

まあ行った都市はバルセロナコペンハーゲン、マルメの3都市だけですけど。

それ以上はどう考えても無理な日程。

着いたら誰かがどこかに連れてってくれるわけでもないし、すべて一人でどうにかしなければいけない。

その時はスカンジナビア航空コペンハーゲン経由バルセロナ往復の旅にしたんだけど、航空券を買う時に欲がわいたの。

単純にバルセロナ往復にしてバルセロナ3泊にすればそこそこバルセロナを満喫できる・・んだけど、コペンハーゲンに1泊してデンマークも行っちゃえと。

それが悲劇の始まりだった。

まずスカンジナビア航空の直行便でコペンハーゲンに16時ごろ着いたんだけど。2月だったからまあ死ぬほど寒かった。

ガタガタブルブル震えながらコペンハーゲンを歩いた。

翌日はさらに欲を出して、スウェーデンも行っちゃえーーと思って、電車でデンマークスウェーデンの国境の街であるマルメという都市に行った。

これも本当に弾丸の旅だよ。マルメにあるマルメ城の堀が完全に凍結していて凍結している堀の上を歩いたもん。

やばくない??堀の水が完全に凍結していて歩けるんですよ。

マジでクソ寒かった。多分マイナス10度くらいだったと思う。

そして、その日の昼頃には飛行機に乗ってコペンハーゲンからバルセロナへ。

わずか1泊でデンマークスウェーデンを訪れた。

それでバルセロナに着いて少し気が抜けてたんだろうね。

バルセロナの空港から電車でバルセロナ中心のバルセロナ・サンツ駅に行く途中にバッグを盗まれたんだよね。

典型的なスリ被害に会った。

バルセロナの空港に無事ついて地下鉄に揺られてほっとしている時にとある現地人がいきなり声をかけてきたんだよね。

年齢は20台前半くらいの男性で現地人だけど見た感じ北アフリカ系(モロッコ、エジプト、アルジェリアチュニジアなど)の人だったんだけど、いきなりがばっと大きな地図を広げられて足元を隠されたんだよね。

それでどこどこに行くにはどうすればいいの?みたいに聞かれて・・地図を見ながら一緒に悩んで、結局よくわからんみたいに答えて次の駅で男が降りていってほっと安心して足元を見たら、2つ持っていたバッグの1個がなくなっているというね。

マジであんときは頭が真っ白になった。

本当にうわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、やっちまったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、どうしよう!!!!!!!!!!!!!

みたいな。だって、スペイン初めての1人旅でスペイン語全然わからず、英語も片言で右も左もわからない状態で着いてすぐの事件だよ。

しかも運の悪いことにその盗まれたバッグの中に航空券が入っていたんだよ。

でもある意味とっても運のいいことに残されたバッグの中にパスポートと財布が入っていたので最終的には無事に予定通り帰ってこられた。

もちろん、今なら航空券は電子チケットなので紙がなくなっても自分でネットにアクセスしてプリントアウトすれば何の問題もなく飛行機に乗れる。

ただ、当時はまだ紙の航空券だった。これが問題だった。

当時は航空券をなくすと基本的に飛行機には乗れなかったのだ。再度航空券を買いなおして発行しなければ搭乗が認められないという時代だった。

だから、パスポートと航空券の2つは絶対になくしてはいけないものだった。

その翌年くらいから徐々に電子チケットに切り替わりパスポートさえ死守すれば問題なくなるんだけど、ギリギリ紙の航空券の時代でこれが問題だった。

とにかくバッグ盗まれた瞬間に頭が真っ白になってヤバーーってなってとにかく警察に行かなきゃってなってサンツ駅でいったん降りて警察を探すけどよくわからず、現地の人に聞きまくった結果バルセロナ空港に戻るのが手っ取り早いということになり、すぐにバルセロナ空港の駅にある警察署に行ってつたない英語でなんとか状況を説明して、盗難証明書みたいなのを書いてもらってそれをもってバルセロナ空港のスカンジナビア空港のオフィスに行って航空券の再発行をお願いしに行った。

まあ最低最悪の事態だよね。

だって3泊5日の弾丸1人旅だよ。

3泊のうち1泊はすでにデンマークで使っていて2泊してもう日本に戻らなければいけないというスケジュール。帰った日の翌日から仕事だから。

絶対になんとしても日本に戻らなければいけなかった。

頭は完全にパンクしてた。

なんとかバルセロナの空港のオフィスでチケットはなんとか再発行できるかもしれないという希望を抱けたので市内に戻ってユースホステルに宿泊。

そして、最悪にブルーな気持ちで市内観光をして出発当日バルセロナ空港にチェックインしに行ったら・・なんと航空券の再発行は厳しいとのこと。

それでもスカンジナビア航空の係員がなんとか頑張ってみる・・と言ってくれて自分は待つことに。

しかし、なかなか再発行できず出発の1時間前になっても再発行されずもうこれはダメだ。

このままバルセロナにとどまるしかないと諦めて空港内の公衆電話から両親と職場に電話したのよ。

航空券盗まれて再発行できないからしばらくこっちで過ごすことになります。すいませんと。

あの時の絶望感はたまらなかったわ。

職場に迷惑かけるのが何より一番嫌だった。だって帰ったら何言われるかわからないじゃん。

うわーー、やっちゃったわ。と思ってなんとか国際電話で親に事情を説明している最中にいきなり係官が俺の目の前に現れたのよ。

なんか航空券らしきものを手にもって必死にジェスチャーしているの。

うわーー再発行されたんだーーーーと思ってめっちゃうれしかった。

それがなんと出発30分前くらいだよ。

その後は係員と一緒に猛ダッシュ

列を全部横入りですっ飛ばして、出発数分前にギリギリ飛行機に飛び乗って無事に予定通り日本に帰れるという逆転劇。

スカンジナビア航空の係員がすごく良く頑張ってくれたんだよね。

あれは嬉しかったね。

だけど、職場にはもうしばらく帰れないといった後だったから帰ってから死ぬほど謝ったけどね。

まあ心臓止まりそうになったわ。

バルセロナはめっちゃスリが多いから気を付けて。

あそこは一見すると平和に見えるし、安全そうな気がするんだけどプロのスリがうようよしてる。

これは世界的に見てもめちゃくちゃ有名で日本人も物凄いたくさんスリにあってる。

ヨーロッパではバルセロナマドリード、パリの3つが最も治安悪いから。

とりわけバルセロナはスリだらけ。

気を抜くと一瞬でやられる。

イタリアも治安が悪いと言われてるけど私が行った感じ。そこまでではなかった。

ローマでジプシーは見かけたけど見た感じでわかるし。

ただナポリは危険な感じがした。

フィレンツェとかボローニャは安全な感じだったかな。

イタリアよりもスペインだよ、治安が悪いのは。あとフランスも良くないね。

フランスは行ったことないけど、両親はパリの治安が悪かったと言ってた。

スペインは北アフリカ系の移民もそうだけど何よりスペイン語圏の貧しい中南米の国からプロのスリが出稼ぎにきてるんだよね。

だから治安が悪い。

最近は減ったみたいだけど一時期マドリードで首絞め強盗が流行っていてそれは中南米のペルーなどでも同じように流行っていた手口だから。

後ろから首絞められて気を失っている最中にバッグや財布を盗まれるという恐ろしい手口だけど。

まあそれはさておいてスペイン自体はとっても面白かった。

なんといってもフラメンコ。フラメンコを見たから私にとって最悪だったスリ事件もいい思い出に変えられたとすら思う。

それくらい生で見るフラメンコのド迫力に感動した。

スペイン行ったらフラメンコは絶対に生で見るべきだよね。

あれは凄い。あのド迫力は震えるよ。

日本人と血が違うというのがよくわかる。

スペインの攻撃サッカーに日本のサッカーが勝てるはずがないというのがよくわかる。

たたみかけてくるから。持ってる体力が違うんだろうね、あっちの人は。

ということでバルセロナの悲劇でした。