人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

深夜歌舞伎町徘徊からの事件

昨夜はジャズ喫茶で生ビール飲んでチル。

最後はホットココアでしめ。

ここのホットココアはゲキウマで毎回飲んでしまう。

会計は6,030円。ジャズ喫茶で6,030円使う客なんてなかなかいないよ。

かなりお店の売り上げに貢献してる。

来るたびに4,000〜5,000円は平均して使ってるから。

その後新宿をノーマスク散策。

雨が降ってきたので23時30分くらいにはホテルへ。

歌舞伎町のホテルだから便利でいい。


部屋でほろ酔いのままyou tubeをチェック。

なかなか眠くならず、結局深夜2時過ぎに再度ホテルを出て歌舞伎町を散歩。

24時間営業のOLD CAFEにて生ビールを摂取。テンションを上げる。

深夜2時30分くらいにホテルに着いたら救急隊がちょうど担架を持って3人くらいでホテルのエレベーターに上がるところ。

自分も一緒に乗り込み、泊まっていた6階へ。

救急隊も6階で誰かを乗せるようだ。

エレベーターを降りたら警察官やら救急隊やらがたくさんいて騒然となっている。

私の部屋の廊下挟んで3軒くらい隣の部屋で何かことが起きてるようだ。

コンビニで買ってきたチェコピルスナーウルケルの缶ビールを飲みながら部屋を開けて野次馬観察。

警察やホテル従業員の話を聞いているとどうもその部屋の部屋代の支払いがされておらず部屋からも応答がないから何か事件か事故でも起きたのではないかと思い警察や救急車を呼んだとのこと。

従業員の合鍵で警察が総出で部屋のドアを開けて様子を見るとシングルルームに3人がいる。

16歳の女と20歳くらいの男2人。

警察が女や男に事情や氏名、身元、携帯電話の番号などを聞いている。

どうも何事も起きてはいないようだ。

救急隊も入れ替わり立ち替わり5人くらい、警察官も5人くらいいて大事になっている。

どうも16歳の女が別の友達か知り合いの女性の名義で借りてるホテルに潜り込み、男2人を連れ込んだようだ。

そして支払いができず籠城していたような感じらしい。

警察や従業員がホテル代が支払われてないから支払ってくださいと女に言っている。

いや、今お金がなくて明日にならないと支払えませんなどと言っている。

部屋にいた2人の男にお金を借りればいいじゃないか?
などと警察官が女に言っている。

女はみんなお金持ってないんですよ。明日になったら払えるなどとまた言っている。

2人の男のうちの1人が最近財布を盗まれちゃってお金が全くないんですよなどと警察官に必死に弁解する。

その後男2人は恐らく任意同行で交番か警察署に行くために下へ降りる。

救急隊も帰り、警察官3人位と女1人がお金の話をしている。

ここで私のテンションがぶち上がる。

ここは俺の出番だと。

そしてもめている部屋の前に近づき、『俺が払いますよ。いくらですか?』

と聞いたら女が6,700円だとのこと。

私は1万円を彼女に渡し、『これあげます』と。

彼女はありがとうございますと私に感謝。

その後支払い完了し、一軒落着。

警察官が『今日は強制退去してください』と荷物をまとめて部屋から出させる。

その後廊下で女と警察官が話している様子を聞いていたら女は岡山県から上京し、バイトをしていたとのこと。 

2週間くらいこのホテルに滞在していたようだ。
16歳だから家出して上京して風俗系のバイトでもしてたのではないか?と私は勝手に推測した。

警察官に何のバイトか?と聞かれ女はコンビニのバイトですとか答えてたけど多分嘘。

コンビニバイトをしにわざわざ岡山から上京して歌舞伎町で働く意味がわからない。

岡山のコンビニで働けよって話しだから。

女は私にありがとうございましたと感謝し、警察官とエレベーターを降りていった。

任意同行で警察署に行くようだ。未成年だから警察官も一応しっかり対応するのだろう。

私があの時金を渡してなかったら大変面倒くさい事態になっていただろうと推測する。

女が明日払うと言ってもお金をどう工面するのかわからず信用できないし、ホテル側も困るだろう。

警察官としてもホテル側と女側の金銭問題に板挟みになりなかなか帰れず疲れるし、時間も浪費する。

私が一万円を女に渡し、その金で女が延滞分のホテル代の支払いができたのは大きい。

彼女は差額の3,300円も手に入れられたのだし。

仮に明日お金を作るといっても彼女は親や友達から借りるか身体を売るかなどしなければならなくなっただろう。

16歳で家出して歌舞伎町にくるということは家庭環境が複雑なのかもしれない。

家庭環境に恵まれ何不自由なく育てられた私のようなものは時々恵まれない人々に施しをしなければいけないのだ。

私自身としては特に大きなメリットを得た事件ではなかったが一つの面白い人生経験を得られたので良かったと思っている。

ジャズ喫茶チルの6,000円と併せて最高のお金の使い方ができた1日だった。

ってなことを新宿のルノワールでミルクレープを食べてアイスコーヒーを飲み、昨夜を思い出しながら書いている。