人生とは旅である

日々の体験を通して考えることを大切にしていきます。

星乃珈琲店でまったり

一度ホテルに帰りハーフパンツに履き替えた私は再度浅草の街に繰り出した。

9月に入っても東京はまだ真夏の暑さなので、ハーフパンツがちょうどいい。

さすがに浅草寺にはまだ人が少ない

それにしても気楽だ。仕事に行かなくていいなんて。

浅草を歩いてる人達にいきなり

『ドッコイさんだぞ』

かましたくなる。しらけまくるのが楽しそう。

最近、you tubeではどっこい翔平チャンネルをよく見ている。

どっこい翔平は歌舞伎町で有名なホストである。

トップダンディという有名店で働いている27歳のホストだ。

イケメンではないがとにかく迫力や存在感が半端じゃない。

今日の目標は街を歩いている人を止めて100人にドッコイさんだぞーをぶちかますことである。

他人をしらけさせることにかけて私の右に出るものはいないのだ。

私は他人をしらけさせる天才である。

これが私の強みである。

私も今すぐ仕事をやめて沢木耕太郎のようにユーラシア大陸横断バスの旅でもしたい気分だ。

しかし、すでにその傍からしらけている自分がいる。

もう40過ぎたジジイが何を今更という感じだ。

しらける。

おとなしくもくもくと普通にサラリーマンをしてりゃいいのだ。

私は夢を持つのが好きではない。

夢など持たなくてもなんとなく生きていける。

何かに縛られずに日々何も考えずに生きる。

そんなことを考えながら浅草の星乃珈琲店でアイスコーヒーを飲んでいる。

なかなか居心地がいい店だ。

どう生きていけばいいかわからないがまあただなんとなく流されて生きてくしかない。

自分の人生を新たに切り開いていくほどのパワーも根性も能力もエネルギーもない。

人間って老化していくもんだ。

若い頃は転職が苦でなかったが今はとても面倒くさいのでもうしたくない。