あなたはscarafaggio(スカラファッジョ)が好きですか?
という文章を英語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ベトナム語、中国語で訳するとどうなるか?
という遊びをしていた。
ちなみにscarafaggioとはイタリア語でゴキブリ🪳の意味である。
ゴキブリをスカラファッジョなんてめちゃくちゃ洒落てる。
ちなみにスペイン語ではクカラーチャ、中国語ではジャンランである。
スカラファッジョなんていきなり言われるとサッカー選手か何かだと思ってしまう。
イタリア人に
ti piacciono gli scarafaggi(ティ ピアチョーノ リ スカラファッジ)
などと聞かれたらとりあえず、はいと答えそうだ。
scarafaggi❓ロベルト・バッジョって言うサッカー選手がいたから多分サッカー選手だろうな。
piacciono(ピアチョーノ)というのはpiace(ピアーチェ)=好きという単語の活用系だから好きという意味だろう。
まあ、好きと言っときゃいいか。
と思い、si=はいと答えたらアウトである。
よっぽどイタリア語しっかり勉強してないとscarafaggioがゴキブリということなどわからないし、scarafaggiが人称活用の変化系だとわからないだろう。
このあたりがイタリア語やスペイン語をはじめとしたヨーロッパ語系の難しさである。
名詞の語尾が変化してしまうのだ。
英語なら複数系でsがつくだけだからまだいいが、さらにgioがgiになるとさすがに違うのかと思ってしまう。
勝手に名前を変えていいのか?と怒りたくなるのが日本人であるが語学とはそういうものだ。
とにかく活用形を暗記していくしかない。
中国語は活用系がないならゴキブリ=ジャンランだ。
どこでどのように使ってもジャンランはジャンランであるから気楽である。
そのかわり声調をしっかり記憶し、その通り発音しないと通じないという難しさがある。
イタリア語やスペイン語は棒読みで全然通じるが、中国語やタイ語やベトナム語を棒読みしたらまず100%通じない。
これもこれで難しい。
日本語がとんでもなく難しいのは一人称がめちゃくちゃ多いことだ。
私、僕、俺、自分、うち、わたくし、拙者、小生、〇〇(自分の名前)我(われ)など普通に出てくる。
あなたもあなた、君、あんた、お前、てめえ、貴様、おめえ、〇〇様、◯◯君、○○さん、ワレ
など色々あり、全部ニュアンスが違う。
英語やイタリア語やスペイン語や中国語のようにI、io、jo、我(ウォ)のように基本的に一つに統一したら外国人からしたら凄く楽だろう。
発音が1番むかつくのがベトナム語である。
声調記号が複雑なのだ。
なんだこのマークは?という声調記号が出てきていらつくのだ。
それとンゴーいとか小さいンから始まる単語とかもありやたらに複雑。
ンから始めるなと言いたくなる。
しかも小さいンってなんだよという感じである。
むかつくのはタイ語の数字である。
1ヌン、2ソーン、3サーム、4スィー、5ハー、6ホック、7ヂェッ、8ペェー、9カーオ、10スィップ
むかつくのが5のハーと、9のカーオである。
他が基本的に下がるパターンか下がって上がるパターンなのに、この2つだけ、上がって下がるパターンがきて混乱するのだ。
数字の声調記号は2つまでにしてほしい。
3つ以上になると混乱するから。
しかし、声調がさらに複雑なベトナム語ではもっとややこしくなる。
1〜10までの数字で5種類の声調記号があるからだ。
めちゃくちゃ面倒くさい。
中国語の場合も1から10までの数字の中で4種類の声調が全て出てくる。
それと中国語がややこしいのは例えば6はこの本ではリュウと表記されているが、実際にはリョウと発音される。9もジュウではなく、ジョウだ。
中国語のピンイン記号の中に小さなuが入っている場合、日本人だと普通はユーとかウーとかの発音だけしてしまいがちだが、実際には中にoの発音が隠されているのでユォウという発音が正解だ。
そろそろ本当に海外に行きたい。
タイ、ベトナム、バリ島のいずれかになるだろう。
英語に頼らずに少しでも現地の言葉を覚えて脳を活性化させたいと思っている。